久々にブルースのＣＤ、”Blind Willie Jhonson”を引っぱり出してきて聴いたら、スッと胸の中に入ってきた。
それと”Bukka White”の「Parchman Farm」。
夏バテで、だるくてしんどくて、もう働きたくない、という気分にピッタリだった。

この時期はしんどい。
去年の今頃、機械に手を挟んでしまったのだ。
疲れがピークで気がゆるむ頃。

もう暇な時期なので焦る必要はないのに、この半年くらいの習性でハムスターのように必死でグルグル回っているのだ。
それに気づいて、手元の仕事に専念して周りの人の仕事にはあまりちょっかい出さないように努めた。
そしたらだいぶマシだった。
それでも周りをチラッとみると、人の働き方がいちいち気に食わない。
「なにやってんねん…」とつぶやいてしまう。
すこし病的だ。
そんなのを、”Blind Willie Jhonson”と”Bukka White”の歌が癒してくれたように感じた。
歌がないと生きるのがもっとしんどいかもしれぬ。


子供らはよく笑う。
野球を見てカープの名前は覚えた。
野球の対戦表を見て「ななちゃん、ヤクルトは飲み物みたいだから好き」「ソフトバンクはソフトクリームみたいだから好き」という。
あんまり無邪気なので、天使か、と思う。

だが、子供らはなぜか父親に乗ってくる。
座っていると、ももやスネの痛い部分の上に立つ。
そして首の上にまたがる。
寝ていると腹の上に飛び乗る。
危険なので、疲れて横になるときはうつ伏せになるようにしている。
そして背中や、ふくらはぎや、足の裏を踏ませる。
なかなか気持ち良い。

だが、すぐ飽きて「恐竜戦いごっごしよ、ティラノになって」と言う。
うつ伏せで「ガオー！」と言うと「立ってティラノになって！」と怒られる。
仕方なくしんどい体をおこして「ガオー！！」とやると機嫌よくなるのだが、後で疲れてぐずるので、それはそれで困る。

そんな調子で、ギターを弾く時間はない。

お盆前頃に、ラジオでビーチボーイズの「駄目な僕」が流れていた。
それを聴いて「あー夏が終るのだな」と思い、二日くらい駄目な僕を口ずさみながら働いていた。
この夏は暑くて暑くてしんどいばかりだったが、終わるとなると条件反射的にしんみりしてしまう。

夏の歌はいいのがたくさんある。
今年は、たまたまラジオとかで流れてて聴いた歌に何曲かハッとした。
さっきのビーチボーイズもだし、チャッピーの「水中メガネ」は、大阪に出てきた２０代の頃ラジオでよくかかってた歌で、今聴いてもやっぱり良かった。
他にヤングオオハラというバンドの「サマタイ」という歌も若い感じがとても良かった。
大貫妙子の「夏に恋する女たち」、キャロルキングの「I DIDN'T HAVE ANY SUMMER ROMANCE」、も好きな歌だ。

ヴァンヘイレンのデビッドリーロスの歌う「カルフォルニアガールズ」も好きだ。
デビッドリーロスとビーチボーイズのマイクラブは似ている。
エディヴァンヘイレンとブライアンウィルソンという天才のいるバンドで、二人とも明るさ担当みたいな役まわりだった。
ひたすら馬鹿っぽく明るい。
夏にはうってつけだ。

うちの息子、なつなりも今はそんな感じの夏男だ。
ひたすら恐竜、戦い、が好きである。
恐竜図鑑をかたっぱしから覚えるので＂レペノマムス＂とか言っている。
原始的な哺乳類の祖先らしい。
数字の１０までやっと数えれるようになったとこだが、恐竜の名前は４、５０匹は覚えていると思う。
ドラえもんを観てジャイアンらの乱暴な言葉を覚える。
非常に男らしい。

僕は子供の頃、お人形さんを持ち歩いていた。
僕より、なつなりはガツガツてしいて男らしい。

僕に似てるのは、ななこだ。
ピアノを黒鍵を交えて上手く弾いている。
自分でキーを変えて弾いたりしている。
今、僕がギターを触る時間より、ななこがピアノを触る時間の方が確実に長い。
僕が昔、曲作りのヒントになればと思って買った童謡の本は、もうボロボロになっている。
子供は天才に見える。

僕が子供の頃のブラキオサウルスは水の中で生活してたと考えられていたが、今では陸上で暮らしてたと分かったらしい。
ティラノサウルスは現在では毛むくじゃらの奇妙な姿が図鑑に載っている。
スピノサウルスという恐竜がメジャーになっている。
時代は変わっているのだ。

とにかく夏は終わりに近づいているのだが、今年も海には行けなかった。

高校の寮で一緒だった友達と久々にあった。
１０年ぶりだが全然変わっていない。
現状報告をして、ほとんど音楽や漫画の話をしていたような気がする。
あんまり変わらないので変な感じだ。
僕の友達はあんまり変わらない人が多い。

フィッシュマンズの長ーい歌を久々に聴いた。
「思い出すことは何だい、口ずさむ歌は何だい」ってやつ。
よく広島でライブを見てた。
まだ人気はそんななくて、客は５０人くらいしかいなかったよ。
でもすげー良くて、その頃のライブが「オーマウンテン」ってライブアルバムになった。
よく聴いたもんだ。
自分らのバンドのデモテープをメンバーに手渡ししたりした。
今思うと、少し恥ずかしい。

おんなじライブハウスでスピッツも見たよ。
スピッツは人気あって満員だった。
それっでも１５０人くらいなので今思うと貴重だった。
スピッツは全然人気ない頃から聴いてて、売れた時には「俺の耳は確かだったぜ」と思っていたが、確かだったのは俺の耳ではなくスピッツの才能の方だったのだね。
それも、今思うと恥ずかしい。

とにかくフィッシュマンズの長い歌を聴いて、どっぷり音楽に浸っていた感覚が懐かしくなってしまった。

職場のラジオでボブディランが流れていた。
６０年代のあんまり聞きなれていない歌。
それでなんかのスイッチが入った。

地震、大雨、などがあって、何かが心に生まれていたのだが、いまいち言葉にできない。
岡山の真備町は僕の父が死んだ土地なんだって聞いた。
何か引っかかっているのだ、生き方（働き方？）について。

ボブディランの「ドント・ルック・バック」のＤＶＤを観かえしてみた。
ボブディランのＣＤはそんなに聴かないが、この映画は好きだ。
なんであんなに人気があるのかがよく分かる映画だ。

パソコンをたまに開くと、久しぶりだからあれこれインストールしろとうるさい。
こんな時間を食う不安定な物にあまり色々委ねたくない。

近頃、脳があまり回転しない。

朝起きるのが１時間半くらい遅くなったのでかなり楽になった。
今まで何と無駄な事をしていたんだろうかと思う。
集団、会社って厄介なもんだ、頭が鈍る。

ボブディランにハッとしたのは頭が鈍ってますよ、と自分の心が反応したのだと思う。

ななこが字を覚え始めて、手紙を書いてくれるようになった。
誤字を交えてピュア１００%な手紙を書いてくれる。
ピアノも興味があるようで何曲か弾けるようになっている。
黒鍵なんかよく使えるもんだと感心する。
親がどちらも、のめり込みやすいタイプなので、何かそういう集中力はあるみたい。

なつなりは、頭の中の７割くらいは恐竜が占めている。
たぶん僕よりはるかにたくさんの恐竜を知っている。
字は読めないはずなのに絵だけで恐竜の名前を言える。
ヘスペロルニス、ディメトロドン、アマルガサウルス、など普通にマイナーであろう恐竜の虜になっている。
僕もしょっちゅうティラノサウルスをやらされる。
なつなりは僕より男っぽい気がする。
アホで戦闘的だ。

二人ともチャーミングなので、二十歳を過ぎた頃には結構モテるような気がするのだが、そういう風に思うのは親バカというんだろう。

ブログ途中まで書いてたら、消えてしまった…

会社の早朝出勤を断ったこと。
うちの奥さんと出会って２４年目の日がちょうど父の日だったこと。
娘が手紙書いてくれて泣いてしまったこと。
その次の日の地震のこと。

など書いてたが、消えた。
いらん事書かなくてよろしいという事か…

とにかく、できるかぎりちゃんと生きようとしているのだ。

今日、僕を愛してくれていたじいちゃんは、死んでどうなってしまったのだろうと考えていた。
愛情を受けていたと思わせてくれた僕のじいちゃんは凄いなと思う。
僕の子らも無条件に愛されたと思ってくれるだろうかな。
そして、その愛情をくれた本人は、死んでしまって今どういう存在なんだろうか。
僕を見ていてくれるのだろうか。

ブログが二か月ほど、空きましたね。
やっと仕事が落ち着く時期に入りました。

その間にあった事といえば、娘が年中さんになった事、春休み、かな。
春休みは、恐竜展、ドラえもんの映画、動物園、などに行った。
子供たちはとても嬉しそうだった。
特に動物園は嬉しそうだったな。

神戸の王子動物園に行った。
春はとてもいい季節ですね。
子供が走り回って、それをビールなんか飲みながら見てるとそう思う。

よく三歳までは本当にかわいいとか、三歳までで一生分の親孝行をするなどと聞くが、四歳になってもまだまだとっても可愛いな。
二歳と四歳の組み合わせもとても面白い。

お酒を片手に書いてたら酔っ払ってきました、、
では、この辺りで、終わります。

インフルエンザにかかってしまった。
Ａ型はやり過ごせたのに、油断してたらＢ型にやられた。
朝から寒気がして、熱が３９度ほど。
それでも何とか仕事行き、働いてたら、パートさんがインフルエンザＢ型にかかったと電話があった。
僕もそれだなと思い、もう帰る言うて早退しました。
そしたらやっぱりインフルエンザ。
四日ほど休む事にした。

そういえば月曜日にライブバーに飛び入りで歌いに行って、次の日寝不足でふらふらで働いてた。
その時に体が弱っててうつったのかな。
歌の方は、準備してなくても案外歌えた。
やっぱり気持ちよかった。
また機会を探して歌いたい。

休みの日に、久しぶりに子育てプラザに行った。
周りのハイハイしてる子を見てると、我が子が大きくなったのを実感した。
嬉しいが、少しだけ寂しくもある。


話は変わって、音楽について。
ＢＳ放送でやってた、８０年代のバンドや歌手のライブ映像を録画しといたのをよく観かえしてる。
そしてかっこいいなーと思い、元気が出る。
ジョンクーガー、スターシップ、チープトリック、ティアーズフォーフィアーズ、キュアー、スミス、など。
今、普通に働いてて、一番届いてくるのはそういう音楽やってる人のカッコよさなのだ。

でもそういうカッコよさ、って若さと込みなのかな、とも思っていた。
若いエネルギー、きらめき、みたいなの。
僕が特にカッコいいと思ってたのは、T.REX、R.E.M.、スザンヌヴェガ。
彼らのカッコよさが好みだった。

そんな時、ふと、アマゾンでスザンヌヴェガが、５０歳の時に自分の歌をアコースティックでセルフカバーしてるＣＤを見つけた。
Close Upシリーズ、という。
欲しくなり注文した。

なんとなく、もし、それがカッコいいと思えたらまた音楽をやろうかな、と思った。
いざ届いてみると、予感どうりカッコよかった。
音楽も、スザンヌヴェガのたたずまいも。
年とってもカッコよくいれるんだねと思った。

それで、今、どうしようかなと思ってる。
曲らしきものを作ろうとしたり、飛び入りで歌いに行こうかなと思ったり。

あんな風にカッコよくなれるのかな。
僕も背筋を伸ばして生きたいな。

インフルエンザ、ななこ以外にはうつらなかった。
良かった。

休みの日に幼稚園に送り迎えに行くのだが、娘は行く時は元気が無く、とぼとぼ歩き、帰りは嬉しそうにぴょんぴょん跳ねる。
運動会ではかけっこはそこそこ速かったし、先日はカルタでクラスのチャンピオンになったようだ。
でも幼稚園でのスナップ写真を見るとなんだかおとなしそうだ。
家では調子乗りなのに。

子供の頃の自分に似ている気がする。
クラスでのポジションみたいなのが。

へんに褒められる人になるより、みんなの中でニコニコできる人になって欲しいな。


僕は学生時代に褒められる事が多かった方なので、大人になっても褒められる事を無意識に求めてたかもしれない。

ああ、つまんない事を書いたな…


今、カーネーションの新作のＣＤが欲しいなとぼんやり思っている。
少し前にクリスマスエイドのオムニバスＣＤを１、２を買った。
リアルタイムでは１を聴いてたので懐かしかったが、内容は２の方が良かった気がする。
今年のクリスマスはこれを聴こうと思う。