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お盆
母が亡くなってからの初盆です。
去年の盆に帰省したのが、元気な時に母と過ごした最後になりました。
その時に花火をして、それを写真に撮っていた時に、薄っすらと母の存在感の薄さに気づいた。
その直感は当たっていたと、後で気づきました。

帰省して母親を含めた家族でご飯を食べて、ビールでも飲むのが、幸せだった。
その為に一年を頑張る甲斐があるな、と思ってた。
今はもう、お酒も飲んでない。
母が亡くなって完全に辞めた。
しかし、実家に母の漬けた梅酒があった。
帰省して飲んでみようか。

そんな事を考えながら、帰省した。

そして帰省途中。


新幹線の通路を挟んだ隣のシートは、子ども5人連れの夫婦。
シートを回転させ向き合わせて、足元にはビニールシートを敷き、子ども達をリラックスさせてた。
たぶん子どもたちは0歳から6歳くらい。
一番下の子は性別が分からなかったけど、もし女の子なら5姉妹だ。
そのお父さんお母さんの立ち振る舞いを見てて、尊敬の念を感じた。
すごいよ、ずっと親も子どもも笑顔でリラックスしてて。
うちなんか、子ども二人で苦労してたから、なんて凄い夫婦、と思った。
良いもの見れた。

広島に着くと、大雨の影響でJRが動かない。
待っても待っても発車しない。
仕方なく路面電車でバスセンターに向かった。
路面電車は駅構内から発車するように変わっていた。
路線も若干変わり、猿候橋駅なんかは通らないようだ。
猿候橋駅はよく通ったので懐かしいのだ。
バスセンターも懐かしい。

帰れるかどうかに気をもんだのと、仕事後の移動で疲れたようだ。
この盆の帰省は、あまり活発にならず、だらんと過ごした。

親戚近所の方々が仏壇にお参りしてくれて、懐かしい時間を過ごせた。
後はもう、だらーんと田舎の空気を味わっていました。
庭に出したプールに足を浸けて、座ったままぼんやりした。




ヒグラシを捕まえたな。
そういえば。

盆は先祖が帰って来るという。
母の気配などまるで感じなかったが、喜んでくれただろうか?
それとも、そもそも無に帰ったのだろうか。

梅酒を飲んだ。
梅シロップとカリンシロップも。
それからラッキョウも持って帰った。
保存食の凄さを感じた。

それから、大阪駅構内が立派になってて、その中の本屋で、いつも読んでる吉本ばななのエッセイの新刊を買い、移動中に読んだ。
人が老いこの世を去る事、また自分も老いる事や、子が巣立つ事について書いてるので、読んでいて飽きない。

また、マツダスタジアムでイマジンを歌う吉川晃司を、テレビで観た。
帰りの新幹線からは満席のマツダスタジアムも見えた。
いいな、行ってみたい。


   
Comments
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キムチー!
キムチー!
キムチも帰っとんたんじゃね。
わしも吉川が歌った日からしばらく帰っとったよ。
えっと外に出て友達に会うてばっかりじゃと父母がはぶてるけえおとなしゅうほぼ家におったよ。
母が漬けた梅干しや漬物で親父が漬けた梅酒を呑んだよ。ええ時間じゃったよ。
  • 春日智史 さん |
  • 2025/08/24 |
  • Edit |
  • 返信
No Title
フェイスブック見て、かすちん帰っとるの、と思いよったよ。
かすちんの家の方は綺麗じゃのう。
梅干しや梅酒もええよね。
こちらは母の初盆で、近所の人や親戚、知人が来てくれちゃったよ。
まあ、バタバタしよったが、ゆっくりできた。
いい町じゃ。
  • ビースネイル さん |
  • 2025/08/24 |
  • Edit |
  • 返信
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