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カテゴリー「雑記」の記事一覧
脳みそがあまり働かなくなってきてる気がする。
抽象的な事が考えられない。
店のレジでややこしい事が理解できない。
感情がセーブしにくい。
などなど。
色々弊害がある。
良い面は、難しい事が考えられなくなって悩まなくなった。

こうやって文章を書いてるのは、おそらく衰える脳みそへの抵抗なのではないかと思う。
だんだんと楽になっているのは確か。
漠然とした不安について考えられない。
こうやって死への恐怖が麻痺していくのだろう。
先が長くないと思えば、今を生きるようになる。
良い事だと思う。


24才の時が、脳みそのピークだった。
色んなミュージシャンが24才で傑作を作っていると感じていた。
それを意識して、20代前半の僕は焦っていた。
人間の創作のピークは24才だと思っていたので、何か形にしなければならないと思っていた。
大抵の24才の傑作は、それまでに技術的な物を会得してて、ある程度成功して、立場的に創作の手段を手に入れてて出来上がる。
今ならそう思う。
僕の事を思い出しても、24才は脳みそのピークだった。
オリジナルな物が出てくる時期。
ほとんどそれまでに、後の曲の原型はできていた。
ほんとはそれまでに、そういうのを形にできる技術やアドバイザーや自由を手に入れた表現者が凄い物を作るのだろう。
そう思う。
それで出し切って27才で死ぬ。
それがロックなんだろう。

この衰えた脳でおそらく新しい物は作れない。
だけど平安はある。
残りの人生をどうするかという問題なんだけど、味わうしかないなと思う。
気持ちいいなー、楽しいなー、幸せだなー、綺麗だなー、と。
昔、高校の友達が作ってくれたカセットテープを聴いてた。
しょうへいと言う奴なんだけど、今は大学の先生をやっている。
昔からしょうへいは僕と音楽の聴き方が違った。
僕が気になったアーティストをピンポイントで掘り下げてくのに対して、しょうへいはもっと俯瞰的に聴いていた気がする。
ヒットしたもの、認められたものを拾い上げていくような感じだった。
なのでおそらく彼は満遍なく聴いている。
僕は抜けているジャンルが結構あるので、しょうへいに教えて貰った音楽も多い。
しょうへいはプリンス推しで、僕はクイーン推しだった。
お互いにあの衣装がね、、とディスり合ったのも懐かしい。
小説などもおすすめを教えてくれた。
確か村上春樹を僕に勧めたのはしょうへいだった。
僕の方も、山岸涼子や大島弓子などの漫画を勧めたら、はまっていた。

ちょっと前にしょうへいも含めて友達とリモートで飲み会をした時、漫画の話をした。
アラレちゃんを全巻持っているのは僕と共通していた。
しょうへいも上が女の子、下が男の子供がいるので、子育ての話を聞いた。
なんせ幼児教育の先生なので、専門家なのだ。
彼は子供に積極的に漫画を勧めているようだ。
僕と同じく、サブカルチャーで人格形成してきたから、子供にも勧めるのだろう。
下の子がキン肉マンにハマってると言ってた。
僕の方もななこがアラレちゃんを読みだした。
全巻読んで、今3周目に入ってる。
果たしてアラレちゃんが教育に良いのかはよくわかんないけども。

大学生の時、しょうへいが僕の大学の大学院に入学し、近所になった。
僕は留年していたのだ。
時々しょうへいの家に行き、懐かしいエイティーズの音楽をかけながら、お酒を飲んだ。
同時代にラジオをエアチェックしてたので、割とツボが同じですごく楽しかった。
一緒に市営のスポーツジムに行ったり、ライブを観に来てくれたりした。
彼は上に姉が二人いる、そしてとても仲が良い。
そして堅実で物腰が柔らかい。
自分の子供が彼のように育てば大成功というような人物だ。

しょうへいのカセットテープは、やたら音が良い。
デッキは何で録音してたのだろうか?
今度、聞いてみよう。
カセットテープは思い出が蘇るのでいいな。


実家からカセットテープを何本か持って帰った。
初めて音楽を聴くきっかけになった、ヴァン・ヘイレンの「5150」。
全米チャート2位の時に買った。
それから、キース・リチャーズの「Talk Is Theap」。
これは、広島の本通り商店街のある店で、輸入カセットを安く売っていたので買ったもの。
クリームのベストは、高校の時に仲良かった中等部の先生が、アメリカ旅行のお土産にくれたもの。
レインボウは、修学旅行の自由時間に、ソウル市内のレコード店の中で買った。
韓国まで行ってレコード屋に行くなんてね、音楽好きだったんだな。

ジェームス・ディーンの写真のテープは、レコードから録音した30分テープ。
ボブ・ディランの「Like a Rollingstone」、グレン・キャンベルの「Southern Nights」、ブルース・スプリングスティーンの「Growin' Up」、R.E.M.の「Fall On Me」、ローリング・ストーンズの「Winter」、イーグルスの「Lyin' Eyes」、ベイビーズの「Silver Dreams」が入っている。
懐かしかったのは、グレン・キャンベル、スプリングスティーンの1stアルバムの曲、ベイビーズのシングル曲。
ベイビーズは僕が聴いてた当時、ベイビーズとジャーニーのメンバーで結成されたバッド・イングリッシュというバンドが活躍していた。
後追いで遡ってベイビーズのレコードを買った。
確か10円くらいだったので、気軽に買ったんだ。
ベイビーズのヴォーカルのジョン・ウェイトはソロでもヒットを出している。
写真に写っているものの他にも、友達が編集してくれたテープと、大学の時編集したテープも持って帰った。
あぁ、懐かしい。
昨日の続きを書こう。
忘れてた。墓参りで鹿を見たんだった。
墓のある山の斜面の上の方に、鹿がいた。
すぐ逃げて、キューンと鳴いた。
ムカデもいた。それもすぐ逃げた。

さて、昨日の川遊びの続き。
川を出て、家の周りを探索した。
壁にカマキリがへばりついていた。
溝や鉢植えの近くで、ツチガエルとトノサマガエルを捕まえた。
裏の石垣の近くでアマガエルもゲット。
それぞれ写真に記録した。なつの仰せだ。
ななこが家で遊びたいと言うので、かくれんぼをした。
広いので楽しい。

そんなこんなで夕食を食べた。
お寿司を買って貰った。
僕もビールを一本飲んだ。
なつもななこも機嫌良く食べた。
母親は孫との夕食をどう思ってたんだろうか。
喜んでるのは間違いないのだが。
途中、昼間に会った近所のおじさん夫婦が訪ねて来てくれた。
ブドウと子供らにお小遣いを貰った。
後で子供達たちはそのお小遣いを、全部欲しいと何度も言う事になるのだ。
おもちゃとお金に、やたらこだわる子供なのだ。

日が暮れて、家の裏の壁と石垣にヤモリを探しに行った。
これも子供達が楽しみにしていた。
さっそくヤモリかいた。
なつ興奮して網で捕まえる。
虫カゴに入れた。
僕が石垣辺りを見てるともう1匹いた。
捕まえると腹が赤い。
「嘘だろー、アカハライモリだ」となつが大興奮。
今回のなつの大満足場面の一つだ。
お母さんに知らせると言って、電話をかけた。
相当嬉しかったらしい。


その後、風呂に入り就寝。
疲れていたのですぐに寝た。
夜中にドンと突き上げる揺れを感じた。
どうやら地震だったようだ。
後でニュースで知った。

僕は朝は五時には目が覚める。
子供達は寝てるので、居間に行き母親用に買ったUSBメモリーから動画をテレビで見れる機械を接続した。
ちょうど終わった頃に子供達が起きてきた。

朝食を食べて、外に行きたいと言うので外に出て、家の周りを見ていたら大きなイモムシがいた。
なつが大阪に持って帰りたいと言うが、手間やし餌もわからないので、「ここにいた方が蝶は幸せだよ」と伝えると諦めた。
屋根の下でツクツクボウシらしき蝉も捕まえた。
そしておばあちゃんに畑に連れて行ってもらう。
キャベツの青虫目当てだが、いなかった。
モンシロチョウはたくさん飛んでいたが。

それから川に再び入る。
今度は違う場所。
川岸でハンミョウを見つける。
やはりカニが多い。
柿の気が垂れ下がり腐った柿の匂いがした。
だいぶ古い柿の木だ。



今度はなつが山に行きたいと言った。
なつは広島に帰る前に探す生き物リストを作り、たくさんの生き物を書き出していた。
図鑑で山にいる生き物も、もちろん調べていた。
ななこがおばあちゃんのおはぎ作りを見てる間に、なつと二人で山の方に向かった。
なつは、僕が一度だけヒキガエルを見た話をしたのをよく覚えていて、ヒキガエルに憧れを持っていた。
近所の子供らに、ヒキガエル見た事ないか聞いてみたが、どうやらないようだ。
とりあえず僕がヒキガエルを見た場所に連れて行く。
もちろんいない。
僕が長年住んでいて、一度しか見てないからね。
そして山に向かう。
でかいバッタがたくさんいる。
山のふもとに水路があり、その辺りを探した。
ツチガエルとトノサマガエルを見つけた。
トノサマガエルは動きが鈍く、手の上から逃げなかった。
なつはツチガエルが気に入ったようで、かわいいかわいいと言う。

そこで、僕は蛇を見つけた。
「なつ、蛇だ!」
そう言うとなつはテンションが上がる。
蛇は廃タイヤの下に潜り込んだ。
「お父さん、動画撮って」と、なつが言う。
僕はカメラで撮影しながら、タイヤを動かした。
蛇が出た所に向けてカメラを回す。
なつは蛇が逃げる所を見れたようだ。
「お父さん、動画撮れた?」となつが聞くので確認すると、途中ブレているが、ハッキリ映っていた。
この辺りが、なつが帰省で一番の大興奮場面だと思う。
後で、ななこもその場所に案内した。
ちょっと山にも登った。


それから家でかくれんぼをした。
帰る時間が近づいたので、仕度をしていると子供達が元気が無い。
帰るのが寂しいようだ。
なつは目が赤くなっている。
涙がでたようだ。
帰る前に四人で写真を撮った。
家を出る前に、アマガエルを見つけた。
可愛かったな。
お見送りだね、と言った。

JRまで、車で送ってもらい、電車に乗り込んだ。
帰りは、ずっと座れた。
二人とも良い子にしてた。
シュナの旅を読んでたらすぐ、広島に着いた。
新幹線もがんばり、新大阪から快速ですぐに着いた。
ななこがお母さんにメールをして、りえちゃんが迎えに来た。
二人とも話したい事がたくさんあるみたい。
ずっと喋っている。
ななこは「もう二日経ったのか?三時間くらいみたい」と言ってた。
楽しかったからなのかな?
台風が接近してて、ギリギリで帰れた。一日遅ければ帰れなかったかもしれない。

そんな具合の帰省だった。
長々とすみません。
後で自分が思い出せるようにと書きました。
それから、昨日のブログに写真を追加しました。
父親の法事での帰省、コロナ禍だし一人で日帰りかなと思っていたのだけど、それを聞いた子供らが、一緒に行きたいと言いだした。
しばらく帰省できてないので、子供らには田舎の記憶がない。
なつなりは特に、僕から聞いた虫やカエルの話で、広島に行きたい気持ちが高まっていた。
生き物好きな子なのだ。
僕も五十回忌で孫が行けば、父親もうかばれるだろうと思った。
僕が連れて行けば、りえちゃんも大阪でゆっくりできるし、という事で決行する事にした。

しかし、コロナが少しの油断で感染するのを、身をもって知ったので、用心に用心を重ねなければならない。
朝早く新大阪まで行き、新幹線に乗る。
子供らは新幹線の記憶がなく、楽しそう。
窓から外を楽しそうに見ていた。
除菌シートであちこち拭く。
しかし、30分くらいか過ぎた頃、退屈し始める。
まずは用意したお菓子でごまかすが、すぐ飽きる。
仕方なく最終手段にと用意してた、こち亀と宮崎駿のシュナの旅を出す。
早すぎる最終手段だよ、、
ななこがこち亀の159巻を読んでる間、なつにはシュナの旅を朗読する。
なつは満足したようで、機嫌良く広島に着く。
しかし乗り換えでまた一時間半の電車が嫌になったようで、なつがグズる。
気分転換に駅の外に出るも、気がまぎれるもの無し。
ようやく芸備線に乗り込む。
一両編成のワンマン列車だ。
ここで意外と、窓の外の景色が新鮮らしく、機嫌が良くなる。
綺麗な河原が見える。
色んな生き物がいそうだねと、言っていた。
ななこはお母さんに貰った謎解き本を、お父さん分かる?と問題を出してくる。
松丸くん良い仕事をするね。
多少喧嘩もあったが、想定内。


駅まで母親が迎えに来てくれた。
駅でオニヤンマを見つけた。
車に乗り実家へ向かう。
車窓の景色は子供らに新鮮らしい。
家に着くとなつはすぐにカエル探し。
凄い夢中になりようだった。

そしてすぐ、法事が始まる。
お経の間、二人よく我慢した。
ななこは真面目な性格だ。
ずっと正座をしていた。
ご住職さんの話がななこに届いたろうか?
僕がいかにお寺の住職さんの話に、子供頃に影響を受けてたかよく分かった。
自分で得たと思った大事な事は、だいたい浄土真宗の教えと同じ。
ななこの感受性に何か影響が残ると嬉しい。

その後、お墓まいり。
母親と子供との墓参りは、この歳になると何物にも代え難い。
父親、じいちゃん、幼馴染に対してホッとできる。
おそらく、じいちゃんも墓参りにこんな気持ちで来てたんだなと思う。

墓参りを終えたら、なつ待望の虫と爬虫類探しだ。
家まで歩いて草むらや川辺を見て周る。
川の形が変わっていた。
それでも僕が散々遊んだ場所に、子供が喜んでいるのはとても嬉しい。
なつは本当に自然の生き物が好きなようだ。
見るからに集中、興奮している。
ななこは賢い子なのできっと何か新しい事を学んでいると思う。


歩いていると、僕の初めての友達の幼馴染のお父さんがいた。
僕がコロナに感染したのを知ってて心配してくれた。
赤ちゃんの頃から僕を知ってる人だ。
僕も子供らを見せれて、感慨深い。
僕と幼馴染の娘を亡くして心を痛めてるのも分かる。
さっきその幼馴染の墓に参ったとこだ。
散々遊びに行った懐かしい家の前で話をできて良かった。
子供時代って良いもんだなと思う。

家に着くと、子供らが行きたがってた家の前の川に降りた。
草が多くマムシが怖い。
隣の叔父の家から借りた長靴を履き、岩場を降りた。
懐かしい、僕が散々遊んだ場所。
勝手は知っている。
いつも遊んでた場所になつとななこを連れて行く。
カニを見つけた。
なつ大喜び。
ゲット。
そして、僕のよく遊んでた場所へ向かう。
カマキリを見つけた。
水の中にいる。
なつが「寄生虫がいるカマキリだ」と教えてくれる。
ハリガネ虫に寄生されると、水に向かって入って行くらしい。
たくさんそんなカマキリがいた。
なつは図鑑で、そんな事を読んでよく覚えている。
虫博士だ。

僕の秘蔵の場所は、とても狭くなっていた。
残念ながら上流に向かう。
ななこの長靴に水が入る。
あーあ。
そこで近所の子供ら、登場。
五人いる。四年生だ。
「なにしてるの?」と聞いてきた。
蟹とかカエルを探してる、と言うと「前にナマズを捕まえたよ」と言う。
ニコニコと純真な田舎の子供達だ。
顔が違う。
田舎で育つとこんなに素直になるんだな、と思った。
そして僕と子供たちは上流に向かった。
何匹かカニを捕まえた。
カマキリも沢山いた。
巨大なジョロウグモもいた。
そういう自然のちょっと危ない場所で、子供らを遊ばせてやりたかった。
すごくたくさん学ぶはずだ、と思っていたのだ。
満喫して、ひとまず家に戻った。


続きまた書きます。
父親の50回忌の法事で、実家に帰った。
今回は、僕が子供ら二人連れて、りえちゃんは大阪で待機。
なので、がっつり父親をやれた。
法事には、小学校の頃のお寺の日曜学校で、お世話になった住職が来てくれた。
当時、お姉さんという感じだった住職は、もう貫禄たっぷりだった。
ななこは、ずっと正座をして頑張った。
なつは、時々「もう終わる?」と聞いてきて、笑われていた。

法事が終わると、なつが楽しみにしてた生き物さがしをした。
また、それについて書きます。

こないだ捕まえたイモムシが、夕方に家に帰ると虫カゴの天井に忍者のようにぶら下がっていた。
そして朝起きるとサナギに変形していた。
ゴジラの敵のような色とトゲが付いている。
変身が早いな~と感心した。
なつなりが言っていた。
生き物を飼うのはお金がかからない、と。
たしかに、虫カゴがあれば、葉っぱをとってくれば済む。
人間の作り出したお金というシステムはなんなんだろうか。
田口ランディのブログで面白いのがあったので、勝手にリンク貼っときます。
いいのかな。

神様

こないだ早朝出勤した時、朝焼けに出くわした。
綺麗だなーと思い写真を撮った。
撮ったところで夜が明けて、明るくなった。
これはその夜明け直前の写真。



こないだの念願通り、原っぱで寝転んだ。
座ってるのと寝転ぶのとでだいぶ違う。
雲がうごいているのを見ていると、小学生のような気持ちになる。
ちょうど子供も小学生なので、ちょうどいい。
子供の頃は、こんな風に自然が身近だったんだ。
好き好んで都会に出てきて、田舎を懐かしむ。
矛盾してないか?と思うが、実際の田舎では原っぱに寝転ぶ事はそうそう無い。
蛇がいるしね。
今頃は風が気持ちいい。
年をとるにつれて、花、鳥、風、月の順に良さが分かってくるというが、僕は今、風の辺りだろうか。
広い空を見ていると、世界は可能性に満ちている、と思う。
子供の頃もそう思った。
なんか、旅行して、世界の凄い景色を見てみたいなぁ。
そういう余裕って、どうやったら持てるんだろう。


休みの早朝に、近所の公園でコンビニのコーヒーを飲んだ。
歳をとるにつれて朝の清々しさを分かってきたので、なんか外に出たくなった。
鳥たちは安心してのびのびしている。
町は老人と、早朝出勤の人と、犬の散歩中の人だけ。
まだ一日の騒がしさは始まっていない。

そういえば昨日、出勤前にいつもの別の公園で背伸びしてたら、おじさんがすべり台から降りてきた。
なんだ、おっちゃん童心に戻ってるのか?と思ったが、そのすべり台は階段を登ったとこがとても広く、ベンチがあるのだ。
きっとそこで夜が明けるのを味わってたんだろう。
階段で降りるのがしんどいから、滑って降りたんかな。
ちょっと優雅ではないか。
やっぱ、年取るとこの世界を味わいたくなるんかな。
そういえば職場のおばちゃん(ほぼおばあさん)も呑気に喋ってるが、そりゃ残りの人生を考えるとあくせく働くより、人とコミュニケーション取る方が大事だわな、と教えられる。
フランス人みたいに、ほどほどに稼いで、節約して、しっかりバカンスを取る、そんな生活が日本人にも馴染んだらいいな。
顔色伺ってサービス残業とかしちゃうんだな、、
やれやれだと思う。

コーヒー飲んでたベンチの前に、豆がなる木があり、ピンク色の綿毛のような花を咲かせている。
何て言う名の木なんだろう?
おじぎ草の様な葉っぱだ。

最近、朝の虫の鳴き声が鳥の声と相まって気持ちいいので、音楽を聴かずに出勤している。
今は虫の鳴き声が良くて、冬前には空が綺麗になる。
それぞれの時期に何か良いとこがあり、上手くできてるなと思う。
もうほんとにこれからは、丁寧に味わいながら暮らしたいなと思う。
日々のやる事を忘れ、ぼけーっと自然や生き物の様子を眺めていると、人間の自然な在り方が思い出せるような気がするのだが、、

老人に学ぶ事があるな、と気づいた。
町の掃除をしたり、知り合いと集まって楽しんだりしてるようだ。
もしかして、そういう人だから生き延びてるのか、とふと思った(失礼、、)。
そういう感じを学んだら長生きできるかしら?
やれ、そろそろ帰ろ。
病院に薬を貰いに行った。
前回、血液を採ってもらった時の数値が悪かった。
採血した頃、繁忙期で病院に行くのがめんどくさくて、一月くらい薬を飲まなかったら見事に尿酸値が上がっていた。
腎臓の数値も下がっている。
紹介状を書いてもらい、月末に違う病院で検査してもらうことにした。
先生は、たぶん生活習慣の指導くらいだろうね、と言ってたが。
めんどくさい。
年をとってきたな、、
景気が悪い話ですみませぬ。

へこんで帰っている途中、くもんから帰っているななこと偶然会った。
トボトボ歩き、ちょっと元気がない。
嫌な事でもあったんだろうか。
尋ねても答えない。
子供は子供でなにかしらある。

家に着くとなつなりは学校を休んでいた。
あんまり学校に行きたくないようだ。
幼稚園みたいにのびのびできないもんな。
子供は子供でなにかしらある。
自分の記憶を思い返せば、そう思う。
が、次の日は二人とも元気が良かった。
そんなもんだ、運の良し悪しの波みたいなんがあるしねぇ。

「通天閣」という小説を読んでいた。
西加奈子の小説で、新世界付近で暮らしている40代の工場勤務の男と、20代のスナックのチーフの女が主人公だった。
僕が昔住んでた辺りの話なので、土地勘があるから面白いかなと、なんとなく読み出したら、ほんとに面白かった。
久々に小説を読んだ。
ちょっと、ホロっときた。たまにはいいな。

僕より年上の作家のエッセイやブログを読んでいると、老いについて触れているのが慰めになる。
みんな考えて迷うんだなーと。
当然、老いについては僕より先輩だし、言語化もうまく、なにかと得るのもがある。
ペットを飼うのも良いのかなと、思ったりした。

アーシングという言葉をラジオで聞いた。
地球を体感する事なのか。
僕もよくやる、原っぱで寝転ぶのもアーシングなのだろう。
鳥の声と木の葉が揺れる音を聴きながら、ちょっと良い風が吹いてきたりして、落ち着く事この上ない。
時々草の匂いがする。
緑地公園ではおんなじ事してる人が結構いるので、恥ずかしくなくていい。
テントを張ってる人もいる。
週に一度くらい寝転ぶ事ができたら、なかなか言う事無しだ。
近くに住んで犬の散歩を日課にするなんてのもいいだろうな。きっと。
と妄想した。
なんとなく自分がモヤモヤしているのに気づいた。
コロナの療養中に10日ほど日常から離れたので、何かにちょっと気づいたのだ。
それがうまく言葉に出来ない。

ちょっと外に出て自然に触れたり、子供らを撫でたり、そんな事がありがたいんだと思ってしまった。
丁寧に生きないとな、と思ったのだけど、それがうまく整理できないでいる、、

日常の繰り返しが案外脆いものなのかな、とも思った。
毎日繰り返している仕事は、別の人でも替えがきくなーと。
辞めても特に何も残らない。
もっと丁寧に、何を繰り返したらいいんだろう。
と、割ととりとめの無い事をぼんやり考えているのだけど。
   
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