夏が終わってしまうな。
洗濯ものがカラッとすぐ乾いて気持ち良かった。
ジーンズを毎日水洗いだけして干している。
しっかり乾いて肌触りが気持ち良い。

映画「Big Wednesday」のＤＶＤを観た。
夏の終わりに観るといいな。
友情の映画だな。

前に拾ってきた亀が死んでしまったので、残った餌をどうしようかと思っていた。
毎朝、コーヒーを入れて出勤途中に川辺で飲むのだが、その時亀がいたら餌をまいている。
なんか爺さんみたいだな。

なつなりはよく、「お父さん、いつおじいさんになるの？」と聞いてくる。
微妙なものだ。
ある日突然なる訳ではないし。
自分で「おじいちゃんはな、、」と言いだしたらだろう。
「おっちゃんな、、」と一緒だな。

なつなりを、その川の亀を見に連れて行ったら喜んだ。
すごく喜んで数を数えていた。
この夏の思い出になった。

夏が終わるよ。

ジーンズをだいたい作業着として着たおして捨てる、という感じなのだが、一度だけ”育てた”事がある。

たまたま入った店で、限定生産のジーンズを売っていた。
タグに２０００年と書いてるので、それくらいの頃だろう。
試着すると、すごくピッタリだった。
店員さんが、熱心に綺麗な色落ちのさせ方を説明してくれた。
その説明の通りに履いて、どこか破れたらその店員さんの勧めてくれた修理店で叩いて貰った。
たしかに綺麗に色落ちしたように思う。

しかし、あんまり手間をかけてしまったので、もはや気楽に履けなくなってしまった。
前はたまにライブの時に着てたが、今はタンスで眠っている。

そんな眠っている服がいくつかある。
２４歳の時に着ていた茶色のチェックのシャツ。
当時、小さめのサイズの服が流行っていた。
それに加えて、その頃とても痩せていたので、もう着れなくなっていた。
そのまま２２年着ていない。
そんなに服を買わないので、状態のいい服は着なくても取っておいた。
そのシャツが最近痩せたせいで着れるようになっている。
しかし、普段着るかというと着ないなと思う。
思い出として残してた服なのだな、と気付いた。

子供達と一緒に本屋に行った。
あるね、妖怪、幽霊、未確認生物、地獄。
それから、怪人20面相、手塚治虫、ミヒャエル・エンデ、トーベ・ヤンソン、学研科学漫画、海底二万里、銀河鉄道の夜、あれやこれや。
彼らには、これから面白いものがたくさんある。
それを好きになるかは分からないけどね、僕の知らない何かに出会うかもしれないし。

夏休みに一緒に過ごしていると、子供の頃を追体験できて嬉しい。
特に僕は、ほんとに子供の頃が楽しくて、大人になりたくなくて、成人してからも長く引きずっていたので、そういう経験ができるのはありがたい。
夏にハナムグリを捕まえて興奮するなんてね、、嬉しいね。

なつなりは、恐竜、怪獣、昆虫、爬虫類、妖怪、など色んな種類の生き物が好きなようだ。
男の子ってそうだな。
ポケモン、キン肉マンの超人、チョロＱ、ロボダッチ、ガンダム、みんなたくさん種類がある。
僕も「死ぬまでに聴きたいアルバム１００１枚」という本を何度も読み返している。

１９８３年頃には、ベストテン、ひょうきん族、チョロＱ、ゲームウォッチ、タミヤ模型、妖怪、ロボダッチ、バイキンくん、怖い話、なぞなぞ、宇宙人、ドッジボール、三角ベース、魚釣り、竹馬、ドラえもん、宇宙、昆虫、殿様ガエル、色々なものにはまっていたな。
ファミコン以前だから、子供の遊びが色々あったのかな？

殿様ガエルを捕まえて学校に持って行って飼ってた。
名前を付けて可愛がっていた。
”ふっくらさん”という名前だった。

コロナで活動範囲が狭くても子供の世界は広い。
近所の木や草の周りも大きな宇宙だな。

昔、西成に住んでた頃、外を歩く時にジョアンジルベルトの「ブラジル」を聴きながら、”ここはブラジルだ、外国と思おう！”と意識して歩いていると、街が全く違って見えていた。
ちょっと自由度が増す。
それ以来、”外国と思って暮らす”というのをたまにやっている。
そうすると、すごく心が自由になる事がある。

NHKの”駅ピアノ”を録画して音を消して映像だけ見るのが好きだ。
外国の日常と楽しそうな表情、字幕でその人の人生をかいつまんで教えてくれる。
遠い所に豊かな暮らしがあるんだと、思える。
音を消してるから、リラックスした表情、服装、周りの通行人など、いろいろ入ってくる。
音楽と一緒に生きてきた遠い場所の普通の人の暮らし、人生、が見えて良い。
幸せのヒントになる。
狭い暮らしの中で広くのびのび生きれそうな気がする。
公共の場で普通に歌える人達だから、顔というかオーラが開けている。
閉じていない人が多い。
力が抜けてバランスがうまく廻っている感じ、そんなのが足りなかった。
少しづつ心体のバランスが整ってきた気がする。

図書館で借りた矢野顕子のＣＤの、レイハラカミとのコラボ曲が良かった。

あきません、ワッペンにはまって夜な夜なネットで見てしまう。
E.T.ワッペン以外にもフェリックスとR.E.M.のワッペンを買ってしまった。
２５年前に買ったブルゾンにワッペンを付け足して着ているので、それに少しずつ付けようと思うのだけど。
こういうのハマると楽しいな。
世界の色々な国のワッペンを見ていると、素敵すぎてうっとりしてしまう。
歌を作るのに似ている。
自分の好みを集めれる、、
あぁ、ワッペン、素敵すぎる。
３～４００円くらいでリーズナブルだし。


前着ていたジーンズがダブダブになって、どうもやつれた感が出てしまう気がして、ちょっとタイトなリーバイスを買った。
品番は５１１で、日本製のやつ。
ポリウレタンが入ってて伸縮性がある。
古着で１０００円台なので、まあお得かな（金の話多いな、、）。
色落ちもあまりしてない。

インチが、２つから３つ落ちた。
お酒飲まないと食の好みが変わったようだ。
無理にダイエットをしていないので、この体型で定着しそうな気がする。
ビールの替わりに、ワッペンを買うのもいいかもな。
僕は何かに依存しやすいタチみたいなので、体に害のないものに依存しないとあかんな、と思う。

１９８３年前後の事を思い出していた。
E.T.を映画館に観に行ったんだよね。
マイケルジャクソンもテレビでミュージックビデオを観たような。
ジャッキーチェンの映画もよくＴＶでやっていた。
ガンプラ、チョロＱ、ゲームウォッチ、バイキンくん、とか流行っていたような。
コロコロコミックスをみんな読んでいて、その辺りの物が流行っていたような気がする。
オレたちひょうきん族、うちの子にかぎって、とか観てた。
週刊少年ジャンプはまだ読んでなかった。

とっても懐かしい。
そっから派生して、週刊少年ジャンプの後ろのページ辺りの通信販売の写真を思い出していた。
缶バッジ、ワッペン、ミリタリーグッズ、とかあった。
あれ、欲しかったな。
スマイルのバッジ、ストーンズのベロマークのワッペン、欲しかった。
ストーンズ知らんのにベロのロゴ、カッコいいなと思っていた。
デザインがキャッチーだったんかな。
ミシュランのワッペンも好きだった。

仕事中に、Ｇジャンにワッペンを貼りまくるなら何がカッコいいかを妄想しながら働いていた。
楽しい妄想だった。
あとでパソコンで調べたら、そんなワッペンはなさそうだった。
日本の企業のキャッチーなロゴマークないかなと思ったんだけど。
それから船関係のカッコいいヤツや、キリマンジャロや、ハワイや、、と思ったけど思ったようなのはなさそう。
でも探せばいいのあるね。
ついE.T.のワッペン買ってしまった。

そういや、雑誌の通販で唯一買って貰ったアメリカ陸軍マークの入ったウエストポーチ、喜んで着けていた。
僕が大人になってからは、なぜかじいちゃんが使っていた。
じいちゃんは第二次大戦で、インドネシア辺りに行っていたので、ちょっと変な感じがしたのを覚えている。

そんな感じで”曲を作る”という過程で、ぼんやり自分の思い出や空想にふけって楽しく過ごしている。
しかし歌詞は全然できぬ。
スタジオに行って大きい声を出したら良さそうなんだけどね。
まあ、楽しいからいいんだけどね。

仕事中、朝の１、２時間くらいは、のんびり機嫌よく働いている。
ラジオを聴きながら、色々な事を思い出している。
あぁ、あの服好きだったなとか。

そんなにファッションに積極的な方ではない。
でも、幼なじみ（しもちね、）が服が好きだったので、よく街に出た時、服屋について行った。
今思えばBEAMSみたいなとこで、半袖シャツを買った。
そのシャツが凄く好きだった。
形、肌触り、最高だった。

そこから始まって歴代の好きだった服を思い出していた。
保育園くらいの頃のオーバーオール。
子供らしくていいなと、思っていた。
小３くらいの時のイカリのマークの入ったランニングシャツ。
イカリが広い海を思い浮かべれて好きだった。
スーパースターのTシャツ。
スーパースターのロゴにはまっていた。
中学の頃買ったピンクのスポーツTシャツ。
ピンクってのが素敵だった。
大学の頃買ったカーキ色のリーバイス５０１ｘｘ、インディゴブルーのチノパン。
体に合っていて、色、形、ちょうど良かった。

あー、僕は実は服が好きなんだな、と思っていた。
だから何、って感じだけど、思い出してたら幸せだった。

着ない服を処分しようかな。

新型コロナウィルスで、随分と世の中が変わってしまった。
まるで、パラレルワールドにでも迷い込んだようだな。
確かに価値観が変わってきてるみたい、世の中の。

僕の変化は、食事。
お酒を飲まなくなって、味の濃いものを食べなくなった。
量も減った。
コロナ痩せだな、だいぶ痩せた。
腰とか、内蔵とか体の負担も減ったと思う。

お酒を飲まなくなって、お金もあまり減らなくなった。
ちょっとの積み重ねって大きいね。
外出も減ったから余計減らない。

一人一人の価値観が変わっていくんだろうな。
世界はどうなるんかな。

なんか街に出る時、マスクして警戒してると、ナウシカみたいだなと思う時がある。
瘴気を吸わないように、みたいな。
不思議な感じだ。

行動範囲が狭くなって、子供の頃みたいだ。
あの頃は、見渡す範囲に家４、５軒って感じだったけど、夜中に空を見ると物凄くたくさんの星が見えた。
視力も良かったし。
宇宙と自然の中にいる実感があった。
豊かな暮らしだったんだね。

草野心平の詩集をパラっとめくって読んでたら、子供の頃のそんな感じを思い出した。
昭和の頃だ。

今日、ふと、レコードって良かったなーと思い出していた。
T.REXの「電気の武者」をレコードで持っていたんだけど、CDで買い直した時、「あれっ」と思った事がある。
ちょっと魔法が消えたような。
音もだけど、大きいジャケットを見ながら、聴くというのもなかなか良かった。

けど、現実的には場所を取らないのって便利だな。
昔、CDやカセットテープを並べて、１曲ずつ聴いていくというのを夜中にずっとやっていたが、あの楽しかった感じを今は簡単にできるようになったな。

CDでアルバムを買うというのも、しっかり聴くからいいような。
長年かかって良さが分かる音楽というのもあるしね。

なんにしても１０代の頃の聴き方が刷り込まれてるから、レコードやラジオを聴くのって幸せだと思ってしまう。

話は変わるけど、夏ですな。
雨の降りかたが夏だぜ。
夏というだけで幸せだ。
あぁ、夏の匂いだ、と思っていた。
夏休みの名残が残っている。

なつなりは夏休みで、ななこは学校なので、なつと二人で近所を歩いた。
ダンゴムシを取ったり、帽子で蝶ちょを追いかけたりした。
雨の後だったので、はい出てたミミズを棒でつついたりした。
子供目線の夏を思い出したよ。

１８歳の時に海水浴場でかかっていたはっぴいえんどの「風来坊」と、２４歳の時に実家でお茶の葉をもみながら聴いた「夏なんです」が思い出深い。
やっぱり、はっぴいえんどってすげえんだな、夏っていいなと思わせる。
「風街ろまん」より、「CITY」のほうが色々思い出があって好きなのだよ。

麗蘭の歌詞がとても良かったので、興味が出て仲井戸麗市のエッセイの文庫本を買ってみた。
読んだ感触が良かった。
その人に好感が持てる、興味を持てるというのは、音楽を聴く時に大切。
それが全てかも知れない。
人生観を聴いているのだ。

久しぶりに日本橋のＫ２レコードにＣＤを借りに出かけた。
金券バックのシステムを利用したら、ＣＤ１枚くらいの値段で１５枚くらい聴ける。
郵送で返せるしね。

日本橋は外国人がいなくなって、メイド喫茶も賑わっていなくて、昔の日本橋っぽくなっていた。
純粋なパソコン好きな人の割合が高くなっていた。
そのせいか少し気分良く歩けた。

Ｋ２の開店前にＣＤ－Ｒや不織布を買いに行った。
やっぱり安い。
レトロゲームの店を冷やかした。
ファミコンとか、やらんけど見てると楽しくなる。
ゲームウォッチはプレミアが付いて３万円くらいになってた。

ファミコンの発売は１９８３年。
ゲームウォッチもその頃。
Ｅ.Ｔ.も、君に胸キュン、高気圧ガール、瞳はダイヤモンド、時をかける少女も。
アラレちゃんもだな。
８３年は豪華だね。
そのなごりが少し残っている。
面白い街だな。

子供らが喜ぶかと思い、おもちゃの人形をみていた。
なつは亀かゴジラ、ななこはハムスターか猫。
結局ゴジラの消しゴム人形とハムスターの小さいガチャポン人形を買って帰った。
やっぱり喜んでいた。

なつは恐竜から爬虫類に興味が移ってきたようだ。
ニューブロックで色々作っている。
こないだ家に帰ったら、「えっ、そんな発想があったか！」という作り方をしていた。
ワニの足の部分。
僕的には画期的な発想に思えた。
シンプルで無駄なくワニのフォルムを表している。

僕もがんばってカエルを作った。
なつには「今までお父さんの作ったので一番良い」という評価を頂いた。

絵も上手くなってきた。
恐竜をよく書いている。
どうもなつは僕よりりえちゃんに似たらしい。
天才タイプだ。
ななこは僕似で秀才タイプだと思う。
どちらも才能豊かだと思うのは親バカというやつなんだろうが、そのまま持っていて欲しい。

あんまり日本のロックって意識して聴いてなかったような。
邦楽はポップスとして聴いてた気がする。
思い出すのは、ＲＣサクセションの「Baby a go go」とブルーハーツの「Dug Out」辺り。
その二枚は二十歳前後の頃に聴いた。
ちょっとリラックスした演奏で好きな２枚だった。
その頃に麗蘭のライブアルバムも聴いた。
こないだ麗蘭のスタジオアルバムを聴いてみたらえらく良かった。
今度ちゃんと聴いてみようと思う。

雨が続いて今日ちょっと晴れていた。
公園でどこかの子供が自転車を置きっぱなしにしていた。
その間に太陽が照りつけて、自転車の影のとこだけ乾かずに残っていた。
ちょっと面白くない？





なんとなく固まってきてたリフとメロディに、小４の頃を思い出して詞をつけたいなと、ふと思った。
タイトルは「１９８３」にしようかなって感じ。