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火傷、まだ治らん。
全治一ヶ月になろうとしている。

仕事は洗い場をやっている。
皆に仕事が切れないよう、効率よく配送に出せるよう、気を使う。

それに加え、上司にあれこれやれと言われ、パートさんにはどうしたらいいか聞かれ、「自分でやれよ」と言いたくなるのをグッと堪えている。
しかし、パートさんには態度に出てると思う。
イライラしている。
近くの社員に聞かずにわざわざ一番遠い僕の所に来る。
遠いから仕事の進み具合なんて見えないし、自分の仕事で手いっぱいなのに。

まあ、よい事なのかも知れない。
責任はアホほど増えて成長はする。
しかしあまり世話を焼くとパートさんは自分で考えなくなる。
仕事を自分で考えてやる人は伸びる。

自分で考える人が一割くらいの環境だ。
きつい。


疲れて帰ると子供らは成長している。
彼らは自分なりに考えて色々覚えている。
たいしたもんだ。

絵が上手くなってきた。
ステゴサウルスの絵を描いていた。
味があると思う。





なんだか愚痴っぽいな、すみませぬ。
火傷は一週間では治らなかった。
あと一、二週間くらいかな。

毎日病院に通って包帯を替えてもらう。
包帯をしてるとアイロンが持てないので、違う部署で働いてる。
満足に手は使えないわ、慣れない仕事だわで、いっぱいいっぱいであります。


子供らは、メガ恐竜展に連れて行ってから、ずっと恐竜にはまっている。
近頃の恐竜の種類は、僕の子供の頃より新しいのが増えてるし、色が鮮やかだったり毛が生えたりしている。
恐竜展にもでっかい動く恐竜の模型があって、大人が見ても充分楽しめた。


家で遊んでる時、なつなりに「お父さん、恐竜やって」と言われて、「ガオ〜」とやったら、「優しい恐竜だから、ガオ〜言わないで」と言われた。

ななこは、「かくれんぼしよう、お父さん、ここに隠れて」と言う。
恐竜の中では、オルニトミムスと言う割と地味そうな恐竜が好きだと言う。

子供の言う事はたまに面白いです。
仕事中に不注意で機械に手を挟まれ火傷をしてしまった。
手の平に火傷、一週間くらいで治ると思う。

しかし、機械に挟まれて抜けなくなった感じ、怖かった。
不注意、気をつけよう。


盆に帰省した。
子供らと虫捕りをして、でかいミヤマクワガタを捕まえて、今飼っている。
夜にガサガサ動いている。

子供らは今は恐竜が好きなようで、ドラえもんの、のび太の恐竜を少し一緒に観た。

夏休みは一日しかなかったが、それっぽい気分を子供のおかげで味わえた。
なつなりは2歳になった。
どんどん可愛くなるが、自我が出てきたのだろうか、おもちゃの取り合いで手をあげたり、乱暴をする事が増えた。
僕は一人っ子だったので、そういうのを見てたくましいな、と思ってしまう。
そのうちしなくなるのだろうか、自分の欲しいものの為に、泣いたり、噛みついたり、髪を引っぱったり、たたいたり。
自分がおとなしかったので、生物として強いなーと感じる。
男の子なので、僕としてはそういうのはいい事だと思いながらも親は大変だ。
愛情を当たり前に感じるくらい可愛がってやりたい。

この間、近所の小学校のお祭りに行った。
焼きそば、20分待ち。
わたあめ40分。
だけど花火が綺麗だった。
自分が子供の頃の、町や地域のお祭りってとても楽しかったのを思い出した。
子供は、子供の視点を思い出させてくれる。

夏はいいな。

家にあるエレキギターはテレキャスターが二本。
19才の時買ったフェンダージャパンと30代で買ったフェンダーUSA。
音はUSAの方がいわゆるテレキャスの音がする。
いい音っていうんだろうか。

でもビブラートやチョーキングをした時にフェンダージャパンの方が音程が良い。
20年近く前の感覚をまだ指が覚えているみたい。
USAだとどうも音程が悪い。
指が指板になじんでないのだ。

ギターって何度もライブで使うと"戦友"のようになってくる。
ギターの癖が指に馴染んでいるのだ。

アコースティックギターも同じだ。
僕の持ってるギブソンは扱いにくいが繊細さとパンチ力をもっている。
マーティンは扱いやすいがパンチにかける。

長い間使っていると使いにくさも分かるが、指に馴染んできていざという時に助けてくれる。

僕の持ってる買う時に贅沢だなと思ったギターは、ESPのチャープロデュースの家弾き用のアコースティックギター。
ボディが薄くて手に取りやすくて音が小さいので、夜に弾いてもあんまり近所迷惑にならない。
夜にも練習できて指の力が弱くならないようにと思って買った。
本当に練習の為だけに買った。

ライブでは一度も使っていないけどそのギターを持って何曲も歌詞を書いた。
今でも一番触る事の多いギターだ。

楽器って、音の良さも大事なのかもしれないが、長い間さわって手に馴染んだものが一番いいんだろうと思う。
ビブラートが全然違うんだもの。


ななことなつなり。
ななこはいい表情。
なつはかたつむりの目を付けている。



最近、ライドというバンドの新作が約20年ぶりに出たので買ってみた。
自分でバンドをやってた頃好きで聴いていた。
当時とはやはり少し変わっていて、似たような音を出しているが、何か違う。
キラメキが心地よさに変わったような感じ。

ライドなんか特に"若さ"が魅力のようなバンドだった。
新作は、最近の僕には馴染みの無い音。
聴き方が違うようだ。

ここのとこ、短時間でビタミン剤を飲むように元気の出る速攻性のある歌ばかり聴いてたが、この新作はもっとゆっくりと、時間の感覚を忘れて浸るように聴く音楽だ。
車で聴くのがきっとベストだ。
iPodで聴く感じではなかった。

今の暮らしに無いものが新作にはあった。
40代になって主観的になってきて、聴く音楽も普遍的に良いものより自分に合うものの方がよくなった。
なのでこのライドの新作、良かったが、人に勧める感じではない。

昔、フロントマンのマークガードナーがソロで来日した時、ライブの打ち上げに紛れ込んだ事がある。
美青年として人気のあったマークは歳をとり髪も薄くなっていた。
酔っ払ったマークにプロモーターがT.REXの写真集をプレゼントしていた。
今思えば、歳をとってかつての美青年の面影のなくなったマークに、死んでしまって永遠に20代のT.REXのマークボランの写真集をプレゼントするなんてちょっとひどいなと思う。
でもマークはその時だけ嬉しそうに子供の顔になってしばらく静かに写真集を見ていた。
僕は一つ離れた席でそれを見ていて、若さを失ったスターの悲哀を感じた。


それが10年ほど前。
そのマークガードナーがアンディベルと組んて戻って来た。
新作が良かったので嬉しく思う。
休みの日に早く目が覚めたのでジョギングをした。
走りながらiPodで音楽を聴いてたら、ちょっと甘めのロックが気持ち良かった。
クラッシュ、デビッドボウイ、フリー、モットザフープル、チープトリック、キッス、トミーボーリン、プリテンダーズ、フェイセズ、ジョンメレンキャンプ。

グラムロックなのか、若者のロックというか。
バンドや歌手の物語も一緒に楽しめるロック。
モットザフープルが典型的、モットザフープル物語って曲があるもんね。
半分くらいのバンドはメンバーが死んでいる。
ロックってそういうもんだ。
さっきのバンドもメンバーが死んでるバンドの方が知名度が高い。

まあそれはいいとして、そんなのを聴いてたらジョギングそっちのけで聴きたい歌を選んでた。

なかなかいい休日の始まり方。
家に帰ると子供らが起き出した。

ななこを幼稚園に送って行く。
大きな声でおはようって先生に言えるかな、と言うと、着いてからとても大きな声で挨拶できた。

それから夏くんを連れて緑地公園に行った。
あじさいが見頃。
持って行った小型テントで寝っ転がったり、夏くんが遊ぶのを見ながらノンアルコールのビールを飲んだり。

それからシヨッピングモールのバイキングに行った。

そっからななこを迎えに行って、眠くなって昼寝。

夏くんは疲れて寝る前にぐずる。

そんな休みだった。

ここのとこ休みは疲れてぐったりしてたので、こんな普通な、いい過ごし方は久しぶりだった。


こんな選曲。
甘すぎてお腹いっぱいになる。

Lost In The Supermarket/The Clash
Soul Love/David Bowie
Ooh La La/The Faces
Hard Luck Woman/Kiss
All The Young Dudes/Mott The Hoople
Kid/The Pretenders
Sweet Burgundy/Tommy Bolin
Jack And Diane/John Mellencamp
I Want You To Want Me/Cheap Trick
My Brother Jake/Free
会社の飲み会の幹事をやっているのである。
皆にあれこれ無理を言われ、日にちを変えたり一品増やすよう交渉させられたり、来てよと説得したり。
めんどくさい。

めんどくさいので当日は飲みまくっていい気分になって、逆に宴会部長などと言われるのである。
アホな話をして上司に気に入られて悪循環。
結構うまく立ち回っている。
ああ、会社員ぽいな。

今、工場の人に関するめんどくさい事をたいていやらされている。
イライラしないようとりあえず色々している。
今は朝おにぎりが結構効果がある。
おにぎりを用意しといてパートさんが来る頃におにぎりを食べる。
これが効果あるのかも知れない。
腹が減るとイライラするみたい。

僕の今の一番大切な仕事は、ニコニコして機嫌良くいる事。
そういう人がいると集団が安定するのだ。
工場の問題点を正していくのに長い時間を要する時、このニコニコが大事なのだと思う

問題を抱えている集団にはのん気な人が必要なのではないかな。



ところで先日、ななこが夕方にベランダから外を見て「お月様だよ」と言う。
空には月は見えないのでおかしいな、と思っていると、どうやら丸い形の巨大なタンクの事らしい。
ほのぼのした。

そういう話を職場でするのである。
雰囲気が良くなる。

ちなみに自転車に乗ってお月様の正体を見に行ったようだ。
その写真。




近頃子供らはこんな風。
しっかりしてきた。

二月から一緒に働いていた職場の同僚が別の工場に移動になりそうだ。
結構ウマがあっていたので残念だ。

よく二人でイライラして「俺らがおらんようになったら工場まわらんぞ」なんて言っていた。
残業中に「ビール飲みたい」とかね。

たぶんそんな交流があるから何とかキツい仕事でも我慢できてるんだろう。
人自体はサッパリした人が多く働きやすい。
仕事量が多いからしんどいんだろうな。


ところで近頃ロックンロールな気分である。
たぶんジョギングをしたからだろう。
走るとロックを聴くようになる。
ヴァンヘイレンもだが、ラモーンズのロックンロールレディオとかエアロスミスのウォークディスウェイ、AC/DCのバックインブラック、とてもいい。
たまらん。
僕も誰か友達とアコギでしょぼいロックンロールをやりたいな。
キラーチューンを作りたい。
子供にもわかるような。

というのが夢。



普段、働いていると、自分がかなり大人なんだと気づく。
なにが僕を大人にしたんだろうか。

たぶん何人か、自分の信念を持った人に出会ったからだろう。
自分で言うのも何だが、僕の特技は変り者と言われがちな人をひいき目に見る事である。
変り者と思われる人は何らかの信念を持っている。
そんな人と関わると得るものがホントに多い。

そんな友達や先輩が僕を大人にしたのだ。
得をしている。
ありがとうと思う。



漫画の「マスターキートン」。
あれを大学の時、今の僕の奥さんに貸したのだ。
すっかり忘れていたが、「これ面白いよ」と言って貸したのだそうだ。
一気に全巻。
「えっ、全巻…」と思ったらしい。

でも面白かったようで、その後、浦沢さんのモンスターや20世紀少年も読んだみたい。
なので今うちの本棚には浦沢直樹がたくさんある。

キートンさんって割と理想の男像である。
あんな風にはなれないが影響は受けているような気がする。

いつの間にか僕はすっかり大人になってお父さんだよ。
変なもんだ、


以上、思いつくままツラツラと書いた。
ではまた。
集団でいると、だいたい誰かあたる人ができるようだ。
皆の不満の行き場をとりあえず持ってゆける人。
いじめの理屈と同じで、そういう人がいるとその他の人が安定するらしい。
そんなのを色んな所で見てきた。
共通の敵を作って、連帯感を持つ。
その人の悪口をいう事で、あなたには敵意はありませんよと示す。

色んなとこで、みんなが無意識にそれをやっているのを見ていたので、僕はまたやってるなと思いながら白けて見ている。
あんまり関わらないようにする。

ストレスを、とりあえず敵を作って回避する、そこに集めとく。
そんなやり方はあんまり良くない。
ごまかしなんだ。

とりあえず僕は体を動かして、自分のストレスを出して、それらに飲み込まれないようにするしかない。
ストレスで敵を作る人がたくさんいるのだ。
一度そのからくりに気付いたら敵を作らずにすむのになぁ。

僕は体力を付けて、なるべくストレスを受け止めたり、受け流したりしてニュートラルにいたいのだ。

先週の休日に走ったら一週間調子が良かったので、今週も走った。
みながそんなくだらない敵を作らずにすめば良いなと思う。
負の連鎖を断ち切る為には、体調管理って大事だよ。


つまんない事ばかり書いてるな。

昔の話。

僕は大学がつまらなくて、夏に地元に帰ってリフレッシュしてまた大学に戻った。
それから、たまたま見たバンドを気に入って、その人の周りをうろちょろしていたら、いつの間にかそのバンドに入っていた。
そんで手探りでオリジナル曲のギターを弾いてライブハウスに出るようになった。
なかなかいいバンドだった。
十代最後の頃。
深夜にスタジオで練習したり、ライブの打ち上げで朝まで飲んだり。

そんな感じでやっていた春の事。
いつものようにバンド練習をして、その後リーダーの家に泊めてもらった。
その家にリーダーの弟(僕と同い年)がいて、あれこれ話した。
好きなバンドの話や、曲作りの話、兄貴の話。
そいつの真剣さに感化されて、いつの間にか自分でも曲が作れる気がしていた。
それで、家に帰って早速曲を作った。

そこから二十年くらい、ずっとその時感化されたままだった。
僕もその後、そんな風に何人かに曲作りを勧めたような気がする。
業の深い事をしてしまった。

その弟とはその後会っていないがどうしているんだろうか。
お前の影響で曲を作り始めて20年近く作り続けたぞ、と伝えてみたい。
   
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