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1992年
1992年について。

高校を卒業して、大学に入学した年。
そして、少し前にハッピーマンデイズ、ソニックユース、ライド、マイブラ、ニルヴァーナ、レッチリ、プライマルスクリーム、ティーエイジファンクラブなどの重要なアルバムが発売され、じわじわとぼくの所にも届き始めていた年。

高校の終わり、年が明けた頃に小説を三冊読んだ。
遠藤周作の「沈黙」
ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」
トルストイの「光あるうち光の中を歩め」

本屋で何となく「沈黙」を買い、一晩で読んだ。
次の日その次の日と、同じ下宿の友人に借りて、ヘッセとトルストイを読んだ。
信仰に関する本。
“正しい人“でありたい、と思ってたのだろうか。
悩みもあったはず。
今思えばだけど、何だかその頃から鬱っぽかった気がする。

そして大学に入学して、今度は広島市内の親戚の家に下宿した。
後で知ったが、その下宿した家は、りえちゃんのおばさんの家で、りえちゃんのお姉さんも以前下宿させて貰ってたようだ。
何というか陰気な部屋で、そこで本格的に鬱になったようだ。
それまで我慢して受験勉強をしたのは何の為になのか?とか、高校の頃に交際した相手と電話をして、思ってたような可愛い人ではないのではないか?と幻滅したり、それまでの幻想が崩れていった時期。
そして自分というものを考え始めた時期ではないかなと思う。

大学の後期授業から、鬱は躁に転じた。
社交的になり、知り合いが増えた。
そして後にバンドをやるメンバーと知り合った。
たぶん大事な時期だったのだと思う。
当時初めて聴いたバンドで、今でも好きなバンドがたくさんある。

ipodにその頃に聴いてた曲でプレイリストを作った。
Supernaut / Black Sabbath
You Spin Me Round / Dead Or Alive
100 Ways To Kill a Love / Power Of Dreams
Some Girls Are Bigger Than Others / The Smith
Start Choppin' / Dinosaur Jr.
Moonlight Mile / The Rolling Stones
Mallo Cup / The Lemonheads

特に夜中に鬱々として近所のレンタルCDの処分品で手に入れたパワー・オブ・ドリームスとザ・スミスは思い入れが強い。

それまでは周りに流され合わせ生きてたと思う。
その頃から自分を持ち始めたのかな。
鬱々として社会から距離を取り、崇高さを求めて、ギターを歪ませて、ボソボソと歌い始めた。
そういう当時の気概が、今のぼくに力をくれる。
そういうこともあり、何となくその辺りのバンドのTシャツをお守り代わりに着てる。




当時のぼく。
若いね~
よく笑っておる。

   
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