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恋愛
中学生の頃に聴いてた洋楽を聴くと初恋を思い出す。
思えば相手がどんな人かなんて全然知らなかったよな、と思う。
そして今思うと、漫画やテレビにかなり啓蒙されてたんだと分かる。
80年代頃は恋愛の時代だった。
それで経済を回してたんだと思う。
若者が多かったから、車やデートにお金を使わせるように宣伝されていた。
それで皆がその通り、異性の為ならと惜しまずお金を費った。
若者が恋愛するように経済が仕向けていた。
それが今は消費のターゲットは若者ではないから、恋愛の啓蒙はほぼ無くなっている。
だから若者が恋愛をしないんだろうか。

ぼくが小さい頃は近所に年の近い姉妹や四姉妹なんかがいて、奴らにもまれて育った。
本当に今になって思えば、恋愛漫画やドラマなんかの女性像より、奴らの方が女性の実態に近かった。
自分の娘を見てると、甘え方、嫉妬の仕方、気の惹き方なんかの女の人の原型が見れて面白い。
おそらく、弟のなつなんかそれに翻弄されてるから、女性に幻想を抱かない気がする。

ぼくなんか幻想だらけだった。
高校の頃の恋愛は、実際話すと「え、そんな感じの人なん、、」ってなって終わった。
中学生の時は幻想があるもんだから、自分を高めなきゃとか、清い人でいなきゃ、という思いが芽生えた。
その芽生えたものが、後に音楽を通して似たような人に出会う元になったんだと思う。
そんでその自分を高めなきゃ、という気持ちは後生大事にかかえて生きてきた。
幻想があるのと無いの、どちらか良いのか良く分からない。
幻想があると恋ばかりしてる人になるんだろうか。
幻想が無ければ、惚れにくいが相手の良さをきちんと見極めて好きになるようになるんだろうか。
結局その人しだいな気がしないでもない。

しかし、生物としてみると恋愛は繁殖期の求愛行為であり、それは繁殖にいたる本能に根ざしたごく自然なものである。
繁殖期の求愛ダンスや鳥のさえずりみたいなものが、人間には和歌のような恋の詩や音楽のラブソングなどとして出てくるのは自然なことだろう。
本来なら恋愛はごく自然なもののはずが、歪んでしまうのは栄養が関係あると思われる。
生物なら栄養をたくさん蓄えた個体が過剰に生殖する力を得て、そこに繁殖力が集中する。
その辺りの栄養による繁殖力の過剰が人間の性欲の後ろめたさとなる。
その後ろめたさを取り除いたものが恋愛とも言える。
そうなると食事と恋愛には何かしら関係があると思える。
インスト食品ばかりだと何か歪みが出るようにも思うし、飽食でも歪みが出そうだ。

それから恋愛が歪むのにはマスコミの啓蒙もあるが、ラブソング自体が商品化している事もある。
繁殖期の自然な発露ではなく、作家として量産を求められたものが世に普及するし、量産されたものから本物を見極める手間もかかる。
それは長い間恋愛が経済に利用されてきたツケなのだと思う。
日本人に恋愛が自然なものとして戻ってくるといいなと、歳を重ねた今思う。
そしてやはり恋愛は若い頃の繁殖期の自然な発露であり、歳を重ねて次第に人と人とのいたわり合いに成熟し、人への愛というものに帰依していくべきである。
以上、食事や経済で恋愛が歪んでしまっているという持論でした。

   
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