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そのガッと来るやつ、ってなんじゃい
オアシスが再結成するらしい。
と聞いたが、わたくしオアシスをほとんど聴いていなかった。
ストーンローゼスとザ・ラーズを先に聴いてたから、(オアシスに影響与えたらしい)インパクトを感じなかったのかもしれない。
惜しいことをした。

同じく有名であるニルヴァーナもあまり聴いていない。
当時のメタル雑誌でアルバムのレビューを見てたから、ミクスチャー系のメタルバンドと思って最初に聴いたので、そういう先入観で終わってしまったようだ。
これも惜しいことをした。

世代的なものもあるのかもしれない。
ぼく的には1992年と1993年に出たアルバムは思い入れが強い。
その一つはレディオヘッドだった。
93年にファーストアルバムが発売されて「クリープ」のギターがガッと来るやつが流行った。
あれはピクシーズの影響らしいと最近知った。
ニルヴァーナの「スメルズライク〜」もそのピクシーズの影響でできたらしい。
ガッと来るやつは、90年代に日本でも流行り、くるりや椎名林檎もやっていた。
ぼくもバンドでガッと来るやつをやってた。
ガッと来るやつは、シンプルで独特の陶酔ができる。

ブーラドリーズの「giant steps」は93年。
その中の「leaves and sand」も、ガッと来るやつ系の曲。
しかし、感情で盛り上がる感じではなく、もっと美しい感じだ。
続く「butterfly mcqueen」も静と動の対比が美しい。
スマッシングパンプキンズなんかに近いのかもしれない。
そういえばスマパンの「today」も、ガッと来るやつだった。

どうでもいいことをつらつらと書いているが、その当時の音楽の雰囲気や新しいことが始まる感をよく覚えている。
その新しいことが始まる感はオアシスとブラーのブリッドポップ興亡あたりで消えてしまった。
ジャンル名ができて、型にはまってしまったような気がしないでもない。
しかし、当時の英米のシーンの持ってた、歪んだギターで新しいことが始まる感を懐かしく思い出す。
シューゲイザーなんて言葉はなく、もっと混沌としていた気がする。

そのガッと来るやつの源流は、U2の「with or without you」とか、ポリスの「見つめていたい」などの、シンプルな構成でジワジワ来るやつ、にあるような気もする。
そしてもっと前の、ビートルズの「ディア・プルーデンス」なんかもそうなのかもしれないなと思う。
そのあたりの手法をピクシーズなんかが無邪気に自分らのやり方でやったのが、汎用性が高くて広まったのかもしれない。
ジワジワ来させるにはテクニックがいるから、ガッと来るやつで広まったのかもしれない。
ま、知らんけど。。

   
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