「土管の詩」
急な雨で困る
傘の用意もない
しかたなく公園の土管の形をした遊具にもぐり込む
ちょうど良いことに熱いコーヒーが手元にある
しばらくここに居座ることにしよう
ノートとボールペンもある
これがあれば とるあえず退屈はしない
不意に潜水艦のイメージが浮かぶ
暗くせまいからか
そりゃそうだ
大きな蟻のような気持ちでしばらくいよう
そう、しばらく、、、
真面目な顔の男が現れた
恐ろしさは感じない
彼は話をはじめた
「この辺りは昔はちがってた」と言う
それはそうだろう
もっと植物は多く
土のむき出しの地面だったことだろう
「なぜアスファルトなんてもので日本をおおいつくしたのか?我が子孫よ」
ぼくに言われても困る
それにぼくはあなたの子孫ではなく
ぼくの先祖の子孫なのだ
ぼくは人間の思惑など小さなもので
たとえ政治家になっても個人の力で国を良き方向に導くのは困難だと説明した
そこで雨がやみぼくは土管の外に出てみたが
風がしのげるので再び土管に戻った
「君らは民主主義なんかで動いているが、それもそろそろ限界だね 力を持った善良なリーダーに権力を集める必要がある」
ぼくの知ったことではないが
それでは過去の歴史の繰り返しだと伝えた
ナチスの失敗があるのだと
「それでは我が子孫よ どうすればよい」
前にも言ったが
ぼくはあなたの子孫ではない
それに問いが大きすぎてとてもわからない
それでも考えた、、、
まず人それぞれ善や価値観が違い
進む方向を決めるには絶対にこれは大切だと言えるものが定められなければならない
「健康」
そのための「食事」「休息」
そのくらいしかぼくには思いつかない
皆、食事が大事と分かっていても実行しにくいもの
ゆっくりしてと言っても休まないものだ
精神の問題か?
知識の問題か?
おそらくは暇つぶしが多すぎるのだ
皆、考えることができなくなっている
とりあえず何も考えずに一度頭を空にしよう
そうしてそれでも頭に浮かぶものを書きとめる
おそらく雑音のようなものばかり
そのうち、体の声がきこえはじめる
その声の欲求を満たしてみよう
すると楽になり頭のモヤが少し消える
すると今度は魂の声がきこえてくる
それが詩だ
それを大切にすると良い
だんだん心の柵がなくなり
明るくなり
周りに影響が及び変わりはじめる
そのやり方
それを書いたから誰かに見せてみよう
そう言おうとしたが男はすでに消えていた
とりあえず世界が良くなることを祈ろうと思うが
なかなかにぼくはちっぽけだ
人それぞれに何を抱えているか知れたものではない
それでも少しでもなにかできないものだろうか
「平和」
和をもって尊しとなす
そうだな
そのとおりだな
傘の用意もない
しかたなく公園の土管の形をした遊具にもぐり込む
ちょうど良いことに熱いコーヒーが手元にある
しばらくここに居座ることにしよう
ノートとボールペンもある
これがあれば とるあえず退屈はしない
不意に潜水艦のイメージが浮かぶ
暗くせまいからか
そりゃそうだ
大きな蟻のような気持ちでしばらくいよう
そう、しばらく、、、
真面目な顔の男が現れた
恐ろしさは感じない
彼は話をはじめた
「この辺りは昔はちがってた」と言う
それはそうだろう
もっと植物は多く
土のむき出しの地面だったことだろう
「なぜアスファルトなんてもので日本をおおいつくしたのか?我が子孫よ」
ぼくに言われても困る
それにぼくはあなたの子孫ではなく
ぼくの先祖の子孫なのだ
ぼくは人間の思惑など小さなもので
たとえ政治家になっても個人の力で国を良き方向に導くのは困難だと説明した
そこで雨がやみぼくは土管の外に出てみたが
風がしのげるので再び土管に戻った
「君らは民主主義なんかで動いているが、それもそろそろ限界だね 力を持った善良なリーダーに権力を集める必要がある」
ぼくの知ったことではないが
それでは過去の歴史の繰り返しだと伝えた
ナチスの失敗があるのだと
「それでは我が子孫よ どうすればよい」
前にも言ったが
ぼくはあなたの子孫ではない
それに問いが大きすぎてとてもわからない
それでも考えた、、、
まず人それぞれ善や価値観が違い
進む方向を決めるには絶対にこれは大切だと言えるものが定められなければならない
「健康」
そのための「食事」「休息」
そのくらいしかぼくには思いつかない
皆、食事が大事と分かっていても実行しにくいもの
ゆっくりしてと言っても休まないものだ
精神の問題か?
知識の問題か?
おそらくは暇つぶしが多すぎるのだ
皆、考えることができなくなっている
とりあえず何も考えずに一度頭を空にしよう
そうしてそれでも頭に浮かぶものを書きとめる
おそらく雑音のようなものばかり
そのうち、体の声がきこえはじめる
その声の欲求を満たしてみよう
すると楽になり頭のモヤが少し消える
すると今度は魂の声がきこえてくる
それが詩だ
それを大切にすると良い
だんだん心の柵がなくなり
明るくなり
周りに影響が及び変わりはじめる
そのやり方
それを書いたから誰かに見せてみよう
そう言おうとしたが男はすでに消えていた
とりあえず世界が良くなることを祈ろうと思うが
なかなかにぼくはちっぽけだ
人それぞれに何を抱えているか知れたものではない
それでも少しでもなにかできないものだろうか
「平和」
和をもって尊しとなす
そうだな
そのとおりだな
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