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公園で昼休憩をとる。
梅雨なのに快晴。
土曜日の12時台は、なぜか僕一人で貸し切り状態だ。
雀が激しく鳴いている。
小刻みに速く鳴いている。
人間で言うところのラップのようだ。
木陰なので風が心地よい。
良い季節の風、これがたまらん。
皮膚が気持ちいい。
紫陽花が咲いて、鳥が鳴き、風が吹く。
花鳥風まで揃った。
月は?と思い見上げるが、見えない。

足元では、さっきからダンゴムシが脱皮しようと格闘している。
なかなか皮が脱げないようだ。
手伝おうかと一瞬思うが、野暮だなと思いやめる。
しかし、蟻の巣の近くでもがいていて、餌食になりそうだったので、少し手を貸す。
大まかに殻を取ってやり土の上に戻す。
そこで、我に帰る。
いかん、手を貸してしまった、、
何の後悔だろう。
会社に戻り、人間社会に戻る。

雨の日に、公園の屋根の下や木の下で、ぼんやりコーヒーでも飲むのが好です。
この頃、ブログを書く筆が進みません。
最近見た物。

蓮の葉に水が玉になって転がってるのを見た。
亀が足場に登り損ねたのを見た。
お爺さんが孫に目を細めているのを見た。
小学生が一人で帰ってるのを見た。
外環の交差点の上の電線で鳥が鳴いてるのを見た。
ホームレスが遊具を寝床にしてるのを見た。
足の弱ったお婆さんが、美味しそうに道端でタバコを吸うのを見た。
立派な庭のある昔ながらの家が、近代的な家に建て替わるのを見た。
朝から町のゴミ拾いをしてる人を見た。
雨の中、傘なしで自転車を漕ぐ人を見た。
老犬を乳母車に乗せてる人を見た。
ベビーカーに乗った赤ちゃんが、興味深そうに僕を見ているのを見た。
イヌの肉球グミを見た。
吉野弘の詩集を見た。
102歳の一人暮らしのおばあちゃんの本を見た。
雨の日の雀の様子を見た。
太ももにたかった毛虫を見た。
フラフープをする子供を見た。
間違えて、陸の場違いな所に来てしまった亀を見た。
新しいスーパーの品揃えを見た。
青春の幸せの中にいる学生を見た。
彼女らは、傍からそんな風に見えている事は知らなさそう。
一週間忙しくて、仕事から帰ると、風呂、ご飯、歯磨き、寝る、みたいな一週間でした。
それでも、7、8時間は睡眠をとってるし、お酒も間食もやめてるので身体は調子がいいです。
肩のコリはありますが。

お酒をやめたので、インスタントコーヒーを飲んでいます。
仕事終わりにコーヒーを飲みながら、音楽について考えます。
そんな風に20分くらいボーとしてから、家に帰ります。

休みの日は、今週もスタジオに個人練習に行きました。
そのうち良いのが録れたらな、と思っているのですが、どうなることやら。
ある程度声が出るようになったら、エレキギターに移行していきたいと思っています。

友人と食事してきました。
ジャンボンさん、シミズくん、スミさん、フジワラくんと僕で5人。
とても楽しくてくつろげました。
このところ友人と会う機会が多かったのですが、いつも帰り道は寂しくなります。
時間足りないよな、と思うのです。
昔のように週に一回、月に一回会えたらいいのにな、と思いますがそうもいかないな、昔と違うんだな、と寂しくなります。
それはさておき、友人と会った後は元気が出ますね。

長年ブログを書いていると、自分の考え方の癖が分かってきます。
僕はその時々で何かに夢中になって、次に興味が移っていく傾向があります。
仕事の繁忙期と閑散期の間で生活リズムが変わるのも、飽きっぽい興味の原因なのかもしれません。
最近は頭で考えを巡らせないようにするのが、マイブームです。
これは頭の中がシンプルになって良い反面、ブログはあまり書けません。
音楽をやるのには良いような気もします。
そんなモードに変わりました。
そういう訳で、更新が滞りがちです、すみません。

この前の休みに、スタジオにアコギを持っていき録音してみました。
大学生の頃に作った曲です。


ゴールデンウィークも終わりです。
今週は、休日返上で働いていて、しんどくなるので何も考えないように努めていました。
休む時は何も考えず景色を見て、働く時はただ身体を動かすようにしていました。
雑念が消えてきて、何だか澄んだ気持ちで、気分が良いような気もします。
ただ、ブログは書けません。
頭の中にあまり考えが無いのです。
もしかしたらボケているだけなのかもしれません。

先日は大きなサギを眺めていました。
何を考えているんだろう、きっと何も考えてない、言葉のない世界にいるんだろうな、そんな感じでサギを見ていました。
ふと目に入る雀や鯉も言葉のない世界を生きているんだなと、思いました。
言葉にまみれている人間の方が特殊なんだろうなと思いました。
この感覚は今だけに生きているようで、なかなか良いと思います。

そうやって思うと、音楽も歌に言葉は乗っているけど、本来は言葉ではないとこのものなんだな、と思いました。
しかし、やっぱりボケているだけなのかもしれませんね。

こないだ仕事帰りに、子亀を捕まえた。
産まれたてと思われる。
地面に置き、手足を出して川に戻るまで眺めていた。
とてもゆっくりなので、見ていると、こちらものんびりした亀時間になり癒された。
あんな感じでゆっくり暮らしたら、亀みたいに長生きできるかしらね。

春は仕事忙しいけど、いい季節で好き。
まだ蚊もいなくて、外で過ごしやすい。
雨が降ると木が元気そうなのも、いい。
水分で枝が重くなって、下の方まで垂れ下がってきていた。
緑地公園の屋根のあるベンチで、雨の公園を眺めながらビールを飲んだ。
週に一度でもそういう風景を見れると元気が出る。
気力回復。
ビールを飲んでR.E.M.の「グリーン」を聴いた。
聴き応えがある。
色々な音楽の要素が詰まっている。
なぜか昔より聴いている音に入り込めるようになった気がする。

休みの日や早朝に、地味に、歌を歌えるように体を調整をしている。
あれもこれもできる器用さも時間もないので、エレキギターはしばらくお預けだ。
歌えるようになって、仕事が暇になったら何か録音したい。


ベランダに鯉のぼりを設置した。
今年で9回目か。
慣れてきた。
あと何度鯉のぼりを出すのだろうか。
大人になってから、毎年鯉のぼりを出してくれてたな、と思い出してくれると嬉しい。



今日の曲は、R.E.M.の「Losing My Religion」
高校の頃、週末は寮から実家に戻っていた。
週末の深夜のテレビでは、「ベストヒットU.S.A.」をやっていて、当時ヒットしていたこの曲のミュージックビデオを何度か観た。
カッコよくてしびれた。
後に直前のツアーの映像を観たら、そのカッコ良さはライブで培われていたものだと分かった。
とぼけていて、シリアスで、いかれていてカッコ良い。
その後、そのカッコ良さは僕がロックを聴く時の基準になった。
今年の桜は、もう散った。



1980年代に、僕の住んでいた町はどんどん開発が進んでいった。
じゃり道はアスファルトになって、石垣はコンクリートになり、田んぼは区画整理されて大きい田んぼにまとめられ、木製の橋はコンクリートの橋に架け替えられた。
小学校では講堂が体育館に建て代わり、新校舎も建造された。
僕の家でも、農具の置いてある小屋や、炊事場などが色々と改築されていった。
日本がお金持ちになっていった時代だ。
その結果、小学校の一年生の時の町の風景と、六年生の時の風景では、かなりの違いがあったと思われる。
そして、無くなってしまった風景というのは、記憶と写真の中だけに残った。
時々そういう風景をふと思い出したり、夢で見るようになった。
そうするうちに、その記憶の中の風景は、自分の中で理想化されて、桃源郷のようになっていったように思う。

こないだNHKの衛星放送で、僕の小学校を取材したドキュメンタリーが放送されていた。
「新日本紀行」である。
僕の通った小学校では、毎年卒業生は自画像を描いて、その絵の横に将来の夢や目標などを書いていた。
その自画像製作を取材した番組だった。
昭和54年にその番組が放送されて、その44年後の今年、また新たに小学校を取材したようだ。

昭和54年の時、僕は5才だったので、番組ではとても懐かしい景色が映っていた。
薄暗い廊下や、教室や講堂や運動場。
観ていて感極まるものがあった。
近所の顔なじみ、みちか姉ちゃんの六年生の時の姿も映っていた。
頭の中にしか残ってないと思った風景は、割と僕の記憶のまんま、番組の中に残っていた。
観ていて、やっぱり当時の風景は全然違うと思った。
今から思えば天国の様に思える。
のどかだった。

昭和54年を調べてみると、その年は、AC/DCは「ハイウェイトゥヘル」を、クラッシュは「ロンドンコーリング」を、チープトリックは「ドリームポリス」を発売し、ジョイディビジョンがデビューしている。
ちょっと信じられない。
当時の日本の僕のいた環境とは、文化が違い過ぎる。
何でロックに当てはめると、そんなに昔に感じないんだろうか。

あんまり面白いので、ちょっと一杯飲みながら番組をみていたら、僕の自画像が一瞬だけ映った。
おもわず笑ってしまった。
なんだか、偶然にからかわれたような気分になった。
7000以上の絵があるらしいのに。


今日の曲はスピッツの「空も飛べるはず」
この曲の中で歌っている「君」は、「音楽」か「バンド」のどちらかだと思うのだが。
「空を飛ぶ」は「歌が電波に乗って届く」だろう。
そんな説は聞いたことないけど、多分曲作りについての歌だと思う。
音楽とバンドへの愛を歌ったのだと思う。
公園で桜の花びらが舞っているのを見た。
桜吹雪だ、雪みたいだった。
そんなに見事なのは見た事なかった気がする。

坂本龍一が亡くなったと知り、結構ショックを受けた。
あんまり意識してなかったけど、CDを6枚持っていた。
ラストエンペラーのテーマ曲が好きだった。
僕の世代では、YMOの人ではなく、ラストエンペラーの人だった。
「いけないルージュマジック」で清志郎とチューをする人でもあった。
大学時代の夏、ガラス戸を開けてベランダの風を入れて、タバコを吸いながら坂本龍一と細野晴臣のそれぞれのインストアルバムを聴いていた。
灰皿は丸型の水色のガラス製だった。
その時の雰囲気が好きで、毎年夏には坂本龍一と細野晴臣のインストのベストアルバムを聴くようになった。
やはり、結構ショックだ。

最近、身体がダルいので、ちょっと立て直そうとしている。
コロナの療養以降に、アルコールを飲みだしてどうも良くない。
禁酒はともかく、食事に気をつけるようにした。
良い物を少量、良く噛んで食べるようにしたい。
暴飲暴食をしなければ、お酒は無理にやめなくても良いか、と思っている。
あとはストレッチをして体液の流れを良くしたい。

子供らがトランシーバーが欲しいと言いだして、小遣い稼ぎの為に肩たたきを必死にやっていた。
欲しい物に対してムキになり、子供は極端だなと思った。
僕の方は50才の自分へのお祝いにレスポールジュニアを買おうと思い、地道にへそくりを貯めていたのだけど、いつのまにか「やっぱ、いらねーや」と思い、そのお金はギターアンプの修理に使った。
ギターを所有するのはロマンだけど、たくさんあっても使いこなせないのに気づいてしまった。
今でさえ宝の持ち腐れの状態なのにな、と思う。
それを言えば、この肉体や心までも、宝の持ち腐れだと思ってしまう。



雨が一日中降って、桜の花も残り少なくなった。
この辺りから春の美しさが地味ながら現れる。
植物の嬉しそうな事。



今日の曲は、スピッツの「Holiday」
好きな曲だ。
各メンバーもいい演奏で、全員が前に出ている。
この歌の中で歌っている「君」は、ロックや音楽の事だと思う。
休日の朝から家で歌を作っている状況を歌詞にしているのだろう。
そこにバンドマンの疲労と悲哀が感じられ、演奏との相乗効果もあり、嫌々ながら音楽を肯定しているように聴こえて、個人的にスピッツで一番くらいに好きな歌だ。


桜が散り始めてきた。
この時期の、散った花びらが川を流れて、その下を鯉が泳いでいる感じが好き。
鯉も嬉しそうだ。


毎日、昼休憩にはのんきに公園で桜を見ている。
仕事が忙しい時期だけど、仕事ばかりじゃ味気ないしねぇ。
と思い、毎日お花見でリフレッシュしている。
かなりの効果がある気がする。

今は仕事の繁忙期だ。
職場では、朝の配送さんの持って帰った荷物の量で、その日の仕事量がわかるのだけど、もの凄く多かった日に先輩が「助けて〜〜」と言っていて笑ってしまった。
まさに「助けて〜」って状況なのだ。
その日の配送分は間に合わせないと、大失態なのである。
「助けて〜」が上手いこと、「ちょっと無理じゃねぇか?」というその場の状況を表していて面白かった。
一応、必死に働いてなんとか配達は間に合わせた。


家に帰ると、子供たちがお小遣い稼ぎという事で、春休みの間に肩たたきをしてくれている。
なかなか嬉しい。
こんな風に子供らが、僕に構ってくれるのは、あとどのくらいなんだろうね。
こちらはいつまでも構っていたいのだが。
子離れできなそうで不安だ。

今日の曲は、こないだも聴いてたBob Dylanの「Like a rolling stone」。
韻を追いかけて聴くと面白い。
見つけた韻に身を委ねる。
そういう聴き方はしていなかったが、なかなかに良い聴き方だと思う。
曲の魅力が多層的になる。
カセットデッキとウォークマンのテープの回転スピードを調整し直した。
実家から持って帰ったヴァンヘイレンの市販のカセットテープを基準にして合わせた。
前までYouTubeやCDから録音して聴くだけだったので、デッキとウォークマンで回転スピードが同じなら問題なかったのだけど、これで過去に録音したテープや、市販のテープも聴きやすくなる。はず。
でも、ここ最近録音したものは、変なスピードになるので、録音し直した方が良さそう。
元々どんどん上書きして使うつもりだったので、そんなに手間は気にはならない。

昔、レコードから録音したボブディランの「ライクアローリングストーン」が入ってるテープが、ちゃんとしたスピードで聴けるようになった。
スプリングスティーンの1stの曲なんかも入っていて、ノイズがプチプチ鳴っている。

あいも変わらず80年代に聴いてた音楽を聴き直しているが、自分でも何か無意識に動かされて聴いている気がする。
自分の初期衝動がどんなだったのかを調べているんだろうか、それともピュアに音楽を聴く気持ちを取り戻そうとしてるんだろうか。
当時はラジオで聴いていたから、そのバンドのヒストリーやカリスマ性なんかは関係なく、音だけで選んでいた気がする。
当時好きだった物は、今聴いても完成度が高い。
良いものを聴いていたんだと思う。
良いもので溢れていた。

春休みなので子供らとアスレチックに行きました。
道中、ななこが「二年生になったら遠足で、凄くつまんない、何もない、ただ広いだけの公園で遊ぶんだよ」と言っていて面白かった。
凄い言い回しだと思った。

アスレチックではトランポリンで僕が思いっきり跳ねて、二人をふっ飛ばしたのが楽しかったようで、また行きたいと言っていた。
面白いくらいに二人ともふっ飛んだのだ。

   
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