自画像
今年の桜は、もう散った。

1980年代に、僕の住んでいた町はどんどん開発が進んでいった。
じゃり道はアスファルトになって、石垣はコンクリートになり、田んぼは区画整理されて大きい田んぼにまとめられ、木製の橋はコンクリートの橋に架け替えられた。
小学校では講堂が体育館に建て代わり、新校舎も建造された。
僕の家でも、農具の置いてある小屋や、炊事場などが色々と改築されていった。
日本がお金持ちになっていった時代だ。
その結果、小学校の一年生の時の町の風景と、六年生の時の風景では、かなりの違いがあったと思われる。
そして、無くなってしまった風景というのは、記憶と写真の中だけに残った。
時々そういう風景をふと思い出したり、夢で見るようになった。
そうするうちに、その記憶の中の風景は、自分の中で理想化されて、桃源郷のようになっていったように思う。
こないだNHKの衛星放送で、僕の小学校を取材したドキュメンタリーが放送されていた。
「新日本紀行」である。
僕の通った小学校では、毎年卒業生は自画像を描いて、その絵の横に将来の夢や目標などを書いていた。
その自画像製作を取材した番組だった。
昭和54年にその番組が放送されて、その44年後の今年、また新たに小学校を取材したようだ。
昭和54年の時、僕は5才だったので、番組ではとても懐かしい景色が映っていた。
薄暗い廊下や、教室や講堂や運動場。
観ていて感極まるものがあった。
近所の顔なじみ、みちか姉ちゃんの六年生の時の姿も映っていた。
頭の中にしか残ってないと思った風景は、割と僕の記憶のまんま、番組の中に残っていた。
観ていて、やっぱり当時の風景は全然違うと思った。
今から思えば天国の様に思える。
のどかだった。
昭和54年を調べてみると、その年は、AC/DCは「ハイウェイトゥヘル」を、クラッシュは「ロンドンコーリング」を、チープトリックは「ドリームポリス」を発売し、ジョイディビジョンがデビューしている。
ちょっと信じられない。
当時の日本の僕のいた環境とは、文化が違い過ぎる。
何でロックに当てはめると、そんなに昔に感じないんだろうか。
あんまり面白いので、ちょっと一杯飲みながら番組をみていたら、僕の自画像が一瞬だけ映った。
おもわず笑ってしまった。
なんだか、偶然にからかわれたような気分になった。
7000以上の絵があるらしいのに。
今日の曲はスピッツの「空も飛べるはず」
この曲の中で歌っている「君」は、「音楽」か「バンド」のどちらかだと思うのだが。
「空を飛ぶ」は「歌が電波に乗って届く」だろう。
そんな説は聞いたことないけど、多分曲作りについての歌だと思う。
音楽とバンドへの愛を歌ったのだと思う。
1980年代に、僕の住んでいた町はどんどん開発が進んでいった。
じゃり道はアスファルトになって、石垣はコンクリートになり、田んぼは区画整理されて大きい田んぼにまとめられ、木製の橋はコンクリートの橋に架け替えられた。
小学校では講堂が体育館に建て代わり、新校舎も建造された。
僕の家でも、農具の置いてある小屋や、炊事場などが色々と改築されていった。
日本がお金持ちになっていった時代だ。
その結果、小学校の一年生の時の町の風景と、六年生の時の風景では、かなりの違いがあったと思われる。
そして、無くなってしまった風景というのは、記憶と写真の中だけに残った。
時々そういう風景をふと思い出したり、夢で見るようになった。
そうするうちに、その記憶の中の風景は、自分の中で理想化されて、桃源郷のようになっていったように思う。
こないだNHKの衛星放送で、僕の小学校を取材したドキュメンタリーが放送されていた。
「新日本紀行」である。
僕の通った小学校では、毎年卒業生は自画像を描いて、その絵の横に将来の夢や目標などを書いていた。
その自画像製作を取材した番組だった。
昭和54年にその番組が放送されて、その44年後の今年、また新たに小学校を取材したようだ。
昭和54年の時、僕は5才だったので、番組ではとても懐かしい景色が映っていた。
薄暗い廊下や、教室や講堂や運動場。
観ていて感極まるものがあった。
近所の顔なじみ、みちか姉ちゃんの六年生の時の姿も映っていた。
頭の中にしか残ってないと思った風景は、割と僕の記憶のまんま、番組の中に残っていた。
観ていて、やっぱり当時の風景は全然違うと思った。
今から思えば天国の様に思える。
のどかだった。
昭和54年を調べてみると、その年は、AC/DCは「ハイウェイトゥヘル」を、クラッシュは「ロンドンコーリング」を、チープトリックは「ドリームポリス」を発売し、ジョイディビジョンがデビューしている。
ちょっと信じられない。
当時の日本の僕のいた環境とは、文化が違い過ぎる。
何でロックに当てはめると、そんなに昔に感じないんだろうか。
あんまり面白いので、ちょっと一杯飲みながら番組をみていたら、僕の自画像が一瞬だけ映った。
おもわず笑ってしまった。
なんだか、偶然にからかわれたような気分になった。
7000以上の絵があるらしいのに。
今日の曲はスピッツの「空も飛べるはず」
この曲の中で歌っている「君」は、「音楽」か「バンド」のどちらかだと思うのだが。
「空を飛ぶ」は「歌が電波に乗って届く」だろう。
そんな説は聞いたことないけど、多分曲作りについての歌だと思う。
音楽とバンドへの愛を歌ったのだと思う。
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