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洋楽中学生
この前買ったカセットテープのジェネシスのアルバムをよく聴いてます。
特に大作の長い曲が聴きごたえあって、B面の「ドミノ」から「スローイング・イット・オール・アウェイ」の流れなんか特に素晴らしい。
本来ベーシストのマイクラザフォードのギターは味がある。
トニーバンクスのキーボードは交響曲のよう。
シンフォニックって言うのかな。
全員の楽器が歌っている。
フィルコリンズのドラムも歌っている。
ジェネシスは何枚か聴いたが、このアルバムはサウンドやアンサンブルが完成しているように思う。
そしてこのアルバムを聴いていると中学生当時の記憶が蘇る。

当時の記憶。
中学一年生の頃に、小学校からスポーツ少年団で卓球をやっていた友達と洋楽を聴き始めた。
その友達を、しもちと鉄平くんと呼んでいた。
2人とも小学校一年生からの付き合い。
2人の家にはお父さんのステレオがあり、特に鉄平くんのお父さんは洋楽に精通していた。
そして三人で広島市内のダイイチ電気(しもちのお父さんが働いていた)に買い物に行った時に、当時のアメリカで売れていたヴァンヘイレンの「5150」のカセットテープを買った。
よく覚える。
横に「1984」のカセットテープも置いていた。
家に帰って聴いたら「ハローーベイベェーー♪」。
びっくりした。

そしてその後、しもちにホイットニーヒューストンのデビューアルバム、鉄平くんにブルーススプリングスティーンの「ボーンインザUSA」を借りてダビングした。
その三本のカセットテープが並んだ光景をよく覚えている。

しばらくしてジュリアンレノンの「スティックアラウンド」という曲のシングルレコードを買った。
よく覚えてないが、ジュリアンレノンを夜のヒットスタジオなんかで見たのかな?
そしたらじいちゃんが、自分の持ってたレコードプレーヤーを貸してくれた。
後で桑田バンドの「BAN BAN BAN」も買った気がする。

そんなこんなで洋楽を聴き出した頃、音楽の授業でビートルズの「イエスタデイ」を習った。
同じクラスだった鉄平くんは「家にレコードがある」と言っていた。
かっこいいなーと思い、ぼくも欲しくなりレコード屋さんにビートルズのLPを買いに行った。
「ヘルプ」か「1962〜1966」かで悩んだが、思い切って二枚組の「1962〜1966」を買った。
結果それで正解だった。
ハマってしまったのだ。
最初は初期の曲が好きだったけど、だんだん中期のジョンレノンの曲が好きになっていった。

その後、ロッドスチュワート、ジェネシスの「インビジブルタッチ」、ボストンの「サードステージ」とレコードを買っていった。
楽しかった。
15歳頃に、町のレンタルレコード店がレコードをCDに切り替える為に、レコードを大量に安く売り出していた。
かなりいいレコードを手に入れたので、当時それほど洋楽に入れ込んでいた僕ら三人は、地元の町では珍しかったのかもしれない。
そういう特別感も嬉しかった。

しもちとは今でも会っているが、鉄平くんは中学卒業以来会っていない。
卒業後、お父さんが家を出て行ったと聞いた。
よく知ってたお父さんだった。
それを思うと少し胸が痛む。
特にZZ TOPの「アフターバーナー」やホワイトスネイクを聴くと鉄平くんを思い出す。
元気にしてるといいな、と思うのだ。

   
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