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子供の頃の家の周りは、古き良き日本であった
子供の頃の家の周りは、古き良き日本であった。
先祖から引き継いだ家と土地で、手作りの石垣、道、田畑、誰かが植えた木、誰かが整備した川辺。
何人もが手をかけて、住みやすくした土地だった。
すげーいい場所だった、それに気がついたのは、大阪に来てからだった。
今思えば、特別だったみたい。
小学校低学年の頃に、道路が舗装され始めた。
80年代頃に、川や田んぼや橋の整備工事があったりした。
小学生の頃には、小さな田んぼがたくさん連なって、春には山水を田んぼに引いていた。
カエルやイモリ、ドジョウ、たくさんいた。
初夏にはホタル!
まだ街灯も無くて、天の川は無数の星の集まりってのが一目瞭然だった。
今から思えばCG?ってくらいに綺麗だった。
銀河の姿が想像できた。
山で採れたキノコを食べ、ヨモギの葉でお餅を作り、ってな具合に、超、自然の中の暮らしだった。

その頃の風景を覚えてて、時々思い出してみる。
アスファルト、コンクリート、街灯が無いってのが良かった。
地球にも宇宙にも近い。
今でも、土や草、木に触れるのが好きだ。安心する。

そういうとこで育って、僕の性格にどう影響があったのか考えてた。
都会と違う事と言えば、人との距離感かな、と思う。
田舎では、自然の中にポツンポツンと人がいるという感覚だった。
僕の実家の家族は、人との距離感が遠いのだ。
それぞれポツンと独立してて、そこに居合わせている感じ。
周りに生命体が多いからだろう。
植物、虫、哺乳類、爬虫類、生命だらけだ。
なので、あまり人間同士でストレスを感じ合う事が少なかったような気がする。
人間以外の物の存在感が強いのだ。

大阪の人はわちゃわちゃしてて、人との距離感が近い。
どちらも面白いと思う。
ただ僕は生まれが自然の中なので、時々公園の土と木に触れたくなるらしい。
   
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