再びカセットテープ
ぼくの使っているウォークマン。
ラジオも聴くことができるのである。
そしてテープがぐるぐる動いているのを感じるのは嬉しい。
中学の時、鉄平くんの家で見たAKAIのスリーヘッドのカセットデッキ。
再生ヘッドと録音ヘッドと消去ヘッドが分かれていて、録音しながら録音したばかりのカセットテープの音を聴ける優れもの。
各ヘッドが大きい分、音も良い(らしい)。
大人になったら欲しかった憧れのテープデッキ。
AKAIのデッキは、今では中古で買うしかないのだけど、人気があるため少しお高い。
TEACというメーカーは今もカセットデッキを生産してる唯一のメーカー(たしか)。
そして作りがシンプルなので壊れにくく、そして少し安い。
そのカセットデッキを作り続けているTEACは、なかなか好感の持てるメーカーである。
そこでぼくはTEACのデッキを買った。
V670という品番のデッキ。
少し子供の頃の夢とはメーカーが違うが、それでも嬉しい。
ヤフオクで落札して、届いて動作を確認して、問題なかった時はとても嬉しかった。
送料込みで六千円くらいで手に入った。
なかなかオススメのデッキです。
ウォークマンはメルカリでポータブルカセットプレーヤーを専門に修理して販売してる職人?がいる。
コンデンサーとベルトを交換してくれてるので、長く使える(と思う)。
ぼくの使ってるシリーズはシンプルな作りで壊れにくく(たぶん)、メタルテープも聴けるので良い。
そのメルカリの職人さんも、よくこのシリーズを修理して出品している。
五、六千円くらい。
昔バンドをやってた頃、デモテープを作っていた。
デモテープを作るのはとても楽しかったし、友達のバンドのテープもたくさん残っている。
そのカセットテープを聴きたくて10数年前に、日本橋で中古のカセットデッキを買った。
初代のV670だ。
それでデジタルに録音し直していた。
子供が生まれて数年、その初代のカセットデッキのV670は押入れにしまっていた。
それが良くなかったのか、あちこちガタがきてしまった。
しかしそのデッキで80年代の洋楽をユーチューブから録音して聴いてたら、カセットテープというものにハマってしまった。
何か当時の思いが蘇り、郷愁っていうのだろうか、たまらなくなる。
今、ヤフオクで手に入れた2代目のV670は調子良く動いている。
子供らには、父さんの宝物だと言っている。
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