忍者ブログ
   
ひいき
なな子はいつの間にか、寝た時の首の向きを自分で変えれるようになっていた。
気付いたら首を動かしていたのでびっくりした。
成長しているのだな。
僕の方はあまり成長はなくて、今まで聴きなじんだCDばっかり聴いている。

最近はチープトリックの「NEXT POSITION PLEASE」というやつをよく聴いている。
これは高校生の時に、安かったからたまたま手に入れたアルバムなんだけど、気に入ってしょっちゅう聴いていた。
おかげで、僕にとってはチープトリックといえばこのアルバムになってしまった。
それが他の人にとっても、良く聴こえるのかどうかはわかんないんだけど、若い時によく聴いたアルバムって自分の一部みたいに思えて、ついついひいきしてしまう。

この”ひいき”ってやつは、実は大事なようにも思う。
それだけ自分のモノって気がして愛らしい。
そうなるとほんとに音楽の良し悪しの判断じゃなくって、好きだって気持ちだけで聴ける。
10代の頃は、ずっとそんな聴き方をしてたような気もするなー。

もうひとつ、おんなじような”ひいき”で聴いてるのがある。
MOOSEというバンドの「...XYZ」というアルバム。
これは、1992年、僕が18歳の時に手に入れたCDです。
当時はそんなジャンル名は知らなかったんだけど、シューゲイザーというジャンルにくくられるバンドらしい。
その当時は、そういうのが微妙に流行っていて(わりとすぐ廃れたんだけど)、僕もそういうのにどっぷりはまっていたので、懐かしく聴いている。
4つ年上の一緒にバンドをやってた先輩に、マイブラッディバレンタインとかライドとかなんやら教えてもらい、最先端な音として聴いていたように思う。
今聴くとこのMOOSEというバンドは、他のシューゲイザーのバンドに比べて牧歌的なように感じる。
音が歪んでいるのに牧歌的というのが面白い。

その先輩は貸しスタジオで働いていたので、よく営業の終わった0時とか2時とかから、ただでバンド練習をしていた。
そのあと先輩の家に泊めてもらい、始発で帰っていたなー。

練習後の車の中で、「周りのおもしろい音楽やってるやつらが、歳とってもずっと音楽をやってたらいいな」とポツリと先輩が言ったのをよく覚えている。
思えば、その言葉はずっと僕の中に残っていた。
もう20年も経つのにねー。

そんな事をMOOSEを聴いてたら思い出す。
一緒にやってたバンド、MUSEって名前だった、ちょっと似てる。


YouTube (moose-this river is nearly dry)

   
Comments
NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 
Copyright ©  -- B-SNAIL --  All Rights Reserved

Design by CriCri / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]