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カテゴリー「詩」の記事一覧
いちにちの終わりにきれいな夕焼けを見た
夕焼けを見るために立ちどまる
よしこれで今日はパーフェクト
ちゃんと丁寧に暮らせた

ここは君たちの生まれ故郷のまち
いいまちだ
ぼくはこのまちの綺麗なところをたくさん見てきたよ




九十九もの重なりが
一つの心を生み出した

私の心の理は
豊かな石の夢となり
彫み込まれたそのウタが
新たな雪を生み出して
いつの頃から幻は
幼き人を携えて
川のほとりを歩き出し
かすかな夢を見せるだろう

やがて示した道のりは
新たな人をつくり出し
いつか不快の山を越え
私の揺らぎを救うだろう

恋をまとった羽衣は
ウヌが体を導いて
そうして集めたトキメキが
大した苦労もないうちに
よせて返して幻の
未知なる島を汚しては
擬態まみれの世の中を
荒らしてここに火を吹いて
すべからくもなく訪れる
雪の夜道に消えてゆく

野から放った野人たち
夢の興せに血を吹いて
楽を鳴らして世に吐いて
人の姿をたち変えて
苦しむ人の友となる




   
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