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家にあるエレキギターはテレキャスターが二本。
19才の時買ったフェンダージャパンと30代で買ったフェンダーUSA。
音はUSAの方がいわゆるテレキャスの音がする。
いい音っていうんだろうか。

でもビブラートやチョーキングをした時にフェンダージャパンの方が音程が良い。
20年近く前の感覚をまだ指が覚えているみたい。
USAだとどうも音程が悪い。
指が指板になじんでないのだ。

ギターって何度もライブで使うと"戦友"のようになってくる。
ギターの癖が指に馴染んでいるのだ。

アコースティックギターも同じだ。
僕の持ってるギブソンは扱いにくいが繊細さとパンチ力をもっている。
マーティンは扱いやすいがパンチにかける。

長い間使っていると使いにくさも分かるが、指に馴染んできていざという時に助けてくれる。

僕の持ってる買う時に贅沢だなと思ったギターは、ESPのチャープロデュースの家弾き用のアコースティックギター。
ボディが薄くて手に取りやすくて音が小さいので、夜に弾いてもあんまり近所迷惑にならない。
夜にも練習できて指の力が弱くならないようにと思って買った。
本当に練習の為だけに買った。

ライブでは一度も使っていないけどそのギターを持って何曲も歌詞を書いた。
今でも一番触る事の多いギターだ。

楽器って、音の良さも大事なのかもしれないが、長い間さわって手に馴染んだものが一番いいんだろうと思う。
ビブラートが全然違うんだもの。


ななことなつなり。
ななこはいい表情。
なつはかたつむりの目を付けている。



最近、ライドというバンドの新作が約20年ぶりに出たので買ってみた。
自分でバンドをやってた頃好きで聴いていた。
当時とはやはり少し変わっていて、似たような音を出しているが、何か違う。
キラメキが心地よさに変わったような感じ。

ライドなんか特に"若さ"が魅力のようなバンドだった。
新作は、最近の僕には馴染みの無い音。
聴き方が違うようだ。

ここのとこ、短時間でビタミン剤を飲むように元気の出る速攻性のある歌ばかり聴いてたが、この新作はもっとゆっくりと、時間の感覚を忘れて浸るように聴く音楽だ。
車で聴くのがきっとベストだ。
iPodで聴く感じではなかった。

今の暮らしに無いものが新作にはあった。
40代になって主観的になってきて、聴く音楽も普遍的に良いものより自分に合うものの方がよくなった。
なのでこのライドの新作、良かったが、人に勧める感じではない。

昔、フロントマンのマークガードナーがソロで来日した時、ライブの打ち上げに紛れ込んだ事がある。
美青年として人気のあったマークは歳をとり髪も薄くなっていた。
酔っ払ったマークにプロモーターがT.REXの写真集をプレゼントしていた。
今思えば、歳をとってかつての美青年の面影のなくなったマークに、死んでしまって永遠に20代のT.REXのマークボランの写真集をプレゼントするなんてちょっとひどいなと思う。
でもマークはその時だけ嬉しそうに子供の顔になってしばらく静かに写真集を見ていた。
僕は一つ離れた席でそれを見ていて、若さを失ったスターの悲哀を感じた。


それが10年ほど前。
そのマークガードナーがアンディベルと組んて戻って来た。
新作が良かったので嬉しく思う。
休みの日に早く目が覚めたのでジョギングをした。
走りながらiPodで音楽を聴いてたら、ちょっと甘めのロックが気持ち良かった。
クラッシュ、デビッドボウイ、フリー、モットザフープル、チープトリック、キッス、トミーボーリン、プリテンダーズ、フェイセズ、ジョンメレンキャンプ。

グラムロックなのか、若者のロックというか。
バンドや歌手の物語も一緒に楽しめるロック。
モットザフープルが典型的、モットザフープル物語って曲があるもんね。
半分くらいのバンドはメンバーが死んでいる。
ロックってそういうもんだ。
さっきのバンドもメンバーが死んでるバンドの方が知名度が高い。

まあそれはいいとして、そんなのを聴いてたらジョギングそっちのけで聴きたい歌を選んでた。

なかなかいい休日の始まり方。
家に帰ると子供らが起き出した。

ななこを幼稚園に送って行く。
大きな声でおはようって先生に言えるかな、と言うと、着いてからとても大きな声で挨拶できた。

それから夏くんを連れて緑地公園に行った。
あじさいが見頃。
持って行った小型テントで寝っ転がったり、夏くんが遊ぶのを見ながらノンアルコールのビールを飲んだり。

それからシヨッピングモールのバイキングに行った。

そっからななこを迎えに行って、眠くなって昼寝。

夏くんは疲れて寝る前にぐずる。

そんな休みだった。

ここのとこ休みは疲れてぐったりしてたので、こんな普通な、いい過ごし方は久しぶりだった。


こんな選曲。
甘すぎてお腹いっぱいになる。

Lost In The Supermarket/The Clash
Soul Love/David Bowie
Ooh La La/The Faces
Hard Luck Woman/Kiss
All The Young Dudes/Mott The Hoople
Kid/The Pretenders
Sweet Burgundy/Tommy Bolin
Jack And Diane/John Mellencamp
I Want You To Want Me/Cheap Trick
My Brother Jake/Free
会社の飲み会の幹事をやっているのである。
皆にあれこれ無理を言われ、日にちを変えたり一品増やすよう交渉させられたり、来てよと説得したり。
めんどくさい。

めんどくさいので当日は飲みまくっていい気分になって、逆に宴会部長などと言われるのである。
アホな話をして上司に気に入られて悪循環。
結構うまく立ち回っている。
ああ、会社員ぽいな。

今、工場の人に関するめんどくさい事をたいていやらされている。
イライラしないようとりあえず色々している。
今は朝おにぎりが結構効果がある。
おにぎりを用意しといてパートさんが来る頃におにぎりを食べる。
これが効果あるのかも知れない。
腹が減るとイライラするみたい。

僕の今の一番大切な仕事は、ニコニコして機嫌良くいる事。
そういう人がいると集団が安定するのだ。
工場の問題点を正していくのに長い時間を要する時、このニコニコが大事なのだと思う

問題を抱えている集団にはのん気な人が必要なのではないかな。



ところで先日、ななこが夕方にベランダから外を見て「お月様だよ」と言う。
空には月は見えないのでおかしいな、と思っていると、どうやら丸い形の巨大なタンクの事らしい。
ほのぼのした。

そういう話を職場でするのである。
雰囲気が良くなる。

ちなみに自転車に乗ってお月様の正体を見に行ったようだ。
その写真。




近頃子供らはこんな風。
しっかりしてきた。

二月から一緒に働いていた職場の同僚が別の工場に移動になりそうだ。
結構ウマがあっていたので残念だ。

よく二人でイライラして「俺らがおらんようになったら工場まわらんぞ」なんて言っていた。
残業中に「ビール飲みたい」とかね。

たぶんそんな交流があるから何とかキツい仕事でも我慢できてるんだろう。
人自体はサッパリした人が多く働きやすい。
仕事量が多いからしんどいんだろうな。


ところで近頃ロックンロールな気分である。
たぶんジョギングをしたからだろう。
走るとロックを聴くようになる。
ヴァンヘイレンもだが、ラモーンズのロックンロールレディオとかエアロスミスのウォークディスウェイ、AC/DCのバックインブラック、とてもいい。
たまらん。
僕も誰か友達とアコギでしょぼいロックンロールをやりたいな。
キラーチューンを作りたい。
子供にもわかるような。

というのが夢。



普段、働いていると、自分がかなり大人なんだと気づく。
なにが僕を大人にしたんだろうか。

たぶん何人か、自分の信念を持った人に出会ったからだろう。
自分で言うのも何だが、僕の特技は変り者と言われがちな人をひいき目に見る事である。
変り者と思われる人は何らかの信念を持っている。
そんな人と関わると得るものがホントに多い。

そんな友達や先輩が僕を大人にしたのだ。
得をしている。
ありがとうと思う。



漫画の「マスターキートン」。
あれを大学の時、今の僕の奥さんに貸したのだ。
すっかり忘れていたが、「これ面白いよ」と言って貸したのだそうだ。
一気に全巻。
「えっ、全巻…」と思ったらしい。

でも面白かったようで、その後、浦沢さんのモンスターや20世紀少年も読んだみたい。
なので今うちの本棚には浦沢直樹がたくさんある。

キートンさんって割と理想の男像である。
あんな風にはなれないが影響は受けているような気がする。

いつの間にか僕はすっかり大人になってお父さんだよ。
変なもんだ、


以上、思いつくままツラツラと書いた。
ではまた。
集団でいると、だいたい誰かあたる人ができるようだ。
皆の不満の行き場をとりあえず持ってゆける人。
いじめの理屈と同じで、そういう人がいるとその他の人が安定するらしい。
そんなのを色んな所で見てきた。
共通の敵を作って、連帯感を持つ。
その人の悪口をいう事で、あなたには敵意はありませんよと示す。

色んなとこで、みんなが無意識にそれをやっているのを見ていたので、僕はまたやってるなと思いながら白けて見ている。
あんまり関わらないようにする。

ストレスを、とりあえず敵を作って回避する、そこに集めとく。
そんなやり方はあんまり良くない。
ごまかしなんだ。

とりあえず僕は体を動かして、自分のストレスを出して、それらに飲み込まれないようにするしかない。
ストレスで敵を作る人がたくさんいるのだ。
一度そのからくりに気付いたら敵を作らずにすむのになぁ。

僕は体力を付けて、なるべくストレスを受け止めたり、受け流したりしてニュートラルにいたいのだ。

先週の休日に走ったら一週間調子が良かったので、今週も走った。
みながそんなくだらない敵を作らずにすめば良いなと思う。
負の連鎖を断ち切る為には、体調管理って大事だよ。


つまんない事ばかり書いてるな。

昔の話。

僕は大学がつまらなくて、夏に地元に帰ってリフレッシュしてまた大学に戻った。
それから、たまたま見たバンドを気に入って、その人の周りをうろちょろしていたら、いつの間にかそのバンドに入っていた。
そんで手探りでオリジナル曲のギターを弾いてライブハウスに出るようになった。
なかなかいいバンドだった。
十代最後の頃。
深夜にスタジオで練習したり、ライブの打ち上げで朝まで飲んだり。

そんな感じでやっていた春の事。
いつものようにバンド練習をして、その後リーダーの家に泊めてもらった。
その家にリーダーの弟(僕と同い年)がいて、あれこれ話した。
好きなバンドの話や、曲作りの話、兄貴の話。
そいつの真剣さに感化されて、いつの間にか自分でも曲が作れる気がしていた。
それで、家に帰って早速曲を作った。

そこから二十年くらい、ずっとその時感化されたままだった。
僕もその後、そんな風に何人かに曲作りを勧めたような気がする。
業の深い事をしてしまった。

その弟とはその後会っていないがどうしているんだろうか。
お前の影響で曲を作り始めて20年近く作り続けたぞ、と伝えてみたい。
休みだったのでギターを弾いて歌ってみた。
とにかく声が前に出ない。
鼻に響かない。
声とか音が前に出るようにしようと思うと、半年くらい専念が必要だろう。
人前に出るエネルギーを作るには一年くらい体を鍛えないといけないだろうな。
遠いなぁ。

仕事でつまんない事でイライラしている。
これはいつか爆発してしまいそうなので、休みのうちに何とかしようと思った。
ギターを弾いて歌ってリフレッシュ。
みっちりヨガ(らしきもの)。
ジョギング。
とにかく体の休息と筋力をつけること。
三か月間まったく体にかまっていなかったツケが出てきているのだ。

ジョギング中に何曲か聴いていた。
桑田バンド。
ヴァンヘイレン。
19歳の時のバンドの曲のセルフカバー(?)。

つまり若い頃の思い出の歌。
ジョギングの時はたいていそういう肉体的な歌を聴く。
ヴァンヘイレンなんて最高なのだ。
5150。
これを聴いてギターを始めた。
ヴァンヘイレンはタッピングの人だと思われているが、実はリフとオブリガードの名手だ。
ザ・ギターという音色。
肉体的なリズム隊と歌。
背筋が伸びる。

低俗な事に巻き込まれては駄目だ。
走りながらそんなものを振り払おうとした。

これで一週間もつだろうか。
そのうち誰かに怒鳴りつけそうだ。
これでもてばいいがな。

友達と飲みに行ったのだが、話していたら、ブログに忙しい、忙しいと僕が書いていたのだと気付いた。
確かに。

話してたらギターを弾いて歌いたくなった。

昨日ライブを観に行った時も歌いたくなった。

楽器屋に行ってギターを試奏した。
ミニサイズのギター。
マーティンとテイラーを弾いてみたが鳴りがイマイチ。
ヤイリのミニサイズが一番良かった。

いずれ子供が弾くかなとか思うんだけど。

今はアンパンマンのテーマを弾くと喜ぶのでたまに弾くのだが、娘は自分も弾きたくなり、弾けなくて泣いてしまう。

娘は歌をたくさん知っている。
僕が昔、研究用に買った童謡の本を気に入って、寝る時に枕元に置いている。

歌を通してお母さんとコミニュケーションが取れるのが嬉しいみたい。
ミュージシャンになって欲しいとは思わないが、音楽を通じて誰かと出会う魔法の様なモノは味わって欲しいなと思う。
人と出会うコツみたいなのは覚えて欲しい。


先日、中学の時の友人から連絡があった。
同窓会があるらしい。
残念ながら仕事で行けないが、一番会いたい友人が連絡をくれて嬉しかった。

佐野元春のsweet16を聴いていた18歳の夏を思い出した。
佐野元春がとんでもない名盤を作ったと盛り上がっていた夏。

僕は大学がつまらなくて、夏休みに会った地元の友達に救われた。
夏祭りにドライブしたり、友達とその彼女と海に行ったり。

今でもsweet16と海で流れていたはっぴいえんどの風来坊は思い出の歌だ。

娘と息子にもそんな歌がたくさんできたらいいなと思う。

僕の人生は本当にいい出会いがたくさんあった。
それもみな音楽のおかげ。

そういう意味では子供らに音楽に興味を持って欲しいが、ミュージシャンになって欲しい訳ではない。

例えば僕が音楽で運命に出会ったように、大事な何かを通じて友人に出会って欲しいと思う。
一日19時間働いて、家で2時間寝て、次の日17時間、その次の日16時間、そんな感じ。
休日出勤。
13連勤。
なかなか厳しい。
色んな人に指示を出し、声を荒げる。
怒る事が増えた。

これだけ働ければどこでもやっていけそうな気もする。
そう思うと気が楽だ。

仕事帰りに立ち飲み屋に行き、マスターに子供が生まれた話を聞く。
しばらく子供についての会話。
そんなんで毎日の疲れをまぎらわす。

昨日、風呂に入る前に力尽きて脱衣所で一時間半程寝ていた。
そんな感じ。
クタクタ。

それもそろそろ落ち着く。

一年の貯金の半分はこの二カ月分。
仕方ない。
よく頑張った。

一番大変な時期に、会社の一番大きな工場の、ほぼ責任者。
給料は平社員。
よくやった。
無事乗り切れた。
三時半に出ても給料は七時半からしかつかないのに。
そんな感じ。

でもバイトして休みの日にライブなんて、もっとキツかった。
ライブを入れると二カ月休みなしとかだもん。
本気で音楽やってた人は強いと思うよ。

みんな頑張ってね。
僕も頑張ってるよ。

こんな時はビリージョエルなんか聴くとしみるよ。

ちょうど休みの日と重なったので、幼稚園の遠足に行ってきた。
来ている父親は年少さんでは僕だけだった。
バスに乗って行った。
母親ばかりなので、着いたらほとんど単独行動だった。

娘はこんな感じで幼稚園に行っているんだなと思った。
早生まれなので、やはり少し他の子に比べて幼い。
僕も早生まれなので、自分も大変だったんだなと思った。
やはり4月生まれなんかだと、あまり他の子に気おくれしないのかな。
うまいことたくましく育って欲しい。

ななこは弟が産まれる時に保育園に少し入ったし、兄弟がいるので僕よりもまれて育っている。
たぶん大丈夫だろう。
賢い子だ。

なつは、なんというか、弟って感じ。
知ってる弟によく似ている。

どちらも愛情をたっぷり必要としているように思う。
おじいちゃんおばあちゃんと一緒に住んでないからね。
僕はおじいちゃんに無制限の愛情を貰った。
そのおかげで、強く育つ事ができたように思う。

人はどこかで誰かの愛情が必要なんだと思う。
愛情を芸術やエンターテインメントに求めるのもありだと思う。
どこにでも愛情はあるのだ。

ここ7、8年、自己破滅型の音楽を聴けなくなった。
酔いどれミュージシャンとか、ドラッグに溺れたりだとか。
そういうのに慰められなくなった。
高田渡も聴けなくなった。
聴くと辛くなる。
お酒で身を滅ぼしては駄目だ。
音楽や自己のイメージに飲み込まれるのも悲しい。

今、この暮らしだから言えることかもしれないけど。
たくましさは時に残酷だ。
恵まれていると残酷さに気づかなかったりする。
でもあえて、破滅型の芸術には向かわないでと、友人らには言いたい。
   
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